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これまでのわたし、これからのわたし~その5~



前々回の続き…。


紆余曲折を経て、どうにかこうにかこの世に誕生した末っ子で

あるが、依然として危機的状況は続く。遠くの病院に転院したため、

通うのに片道1時間掛かるけど、1㎏にも満たないで生まれ、呼吸も

ままならない末っ子を自分たちでどうにかできる状況でもないので

全面的に病院にお任せするしかない。面会時間は午後からなので、

当時ウチは自営だったので、妻と自宅兼店舗で仕事が一段落してから

出掛けるコトにしていた。で、当然被害を被ったのは当時小学生

だった長男&次男。

あたくしと妻が、病院通いで末っ子に付きっ切りだったため、

晩ゴハンは帰りしなにスーパーで調達したお惣菜。しかも悪いコトに

あたくしがスーパーお惣菜マニア[爆弾][爆弾][爆弾]



「ミニ海老餃子」とか、「カマンベールフライ」、

「チーズチキンカツ」など、晩酌のワインのおつまみになるような

ものがいっぱい。妻とあたくしは、それぞれ好みのもの買うんだけど、

持ち帰って子供たちが食べるのは、あたくしが選んだおつまみの方。

あ!妻はね、決してお料理がヘタってわけじゃないよ。

ただね、お料理に対する考え方があたくしとは真逆でね、

例えばこんなカンジ…。

あたくし「手間暇かけた手作り料理は敬意を表するけど、時間と労力

費やして、出来合いのモノより劣るのでは徒労に近い努力だ。」

っていうあたくしに対し、

妻は「心のこもった手作りのお料理がいちばん!」

この点についてはね、確かにあたくし否定はしないんだけど、彼女は

致命的なミスを犯していたのだ…。いろんなお料理の本を何冊も調べ、

緻密に調味料の量なんか計って入れて、作ってくれて、過不足ない

出来なんだけど、致命的なミスってのは実はそーゆーところでは

なくってね、彼女は「自分が作ってみたいお料理」

「心のこもった手料理」であると、一所懸命作っていた。だけど、

あたくしや子供たちの反応がイマイチなので相当不機嫌になっていた。

その点については妻が何度も同じ過ちを繰り返すので、あたくし、

「君が作りたいお料理」ではなく、「子供たちが食べたいお料理」

作ったらどうだね?ついに言ってしまった[がく~(落胆した顔)]

妻は怒って「イヤなら食べんでよか~っ!!」ってキレたけど、

言わない方が家庭が平和だったかもしれないねとか、でも単なる問題

の先送りだしな~って、悩みまくったあたくしであった。


次回につづく…。



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何気ない、普段の中の幸福

ゴメン!申し訳ないけど今日はね、前回の続きではなく、

(末っ子誕生にまつわる秘話、後日また続きは書くんだけどね)とっても

嬉しいコトがあったのだ。っていうのはね、久しぶりに家族みんなで

一緒に映画を観にいったから。ちょっと前のコト、次男が嫌がるあたくし

に、観に行けと言った「DESTINY鎌倉ものがたり」。結局ハマりやすい

あたくしは、一所懸命観てしまったんだけど、今回たまたまあたくしが

観たい映画が博多でしか観れないので子供たちに一緒に行くかどうか

訊いたんだけど、次男は「おれは観らん!」な~んていってたけど、前に

イヤがるあたくしに、自分の気に入った映画を観に行けって言った手前、

イヤとは言えなかったのだろうね(笑)…。



行くって言ったので付き合ってもらった。で、あたくしのお目当ての

作品は、「宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち~第四章・天命篇~」

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※画像ヤフオク! - Yahoo! JAPANより引用 

作品の内容はともかく、あたくしはみんなで行けたコトに満足してたん

だけど、ゲーム好きの長男や末っ子も、楽しんでいたみたいである。



(何しろこの作品、ベースとなっているオリジナルの

「さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~」(1978年)を観た、

あたくしと同年代の当時10~15歳の元少年たちが、今、50ウン歳になって

いるオヤジ達が作っているのである(笑))
。無論現代の作品であるから、

観る側の価値観やニーズも汲み取られているのだろう。なんか

モビルスーツみたいな歩兵ロボットも登場するし、

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画像BIGLOBEニュースより引用

末っ子まで楽しんでいたみたいだった。映画の鑑賞後は、せっかく博多

まで来たから、博多阪九でお惣菜でも買って帰ろうかっていうコトに。

♪一グラムの幸福/by飯島真理

余談だが、我が子たちは揚げ物大好き。

長男は、「こないだは、から揚げいっぱい食べられて幸せ~。」な~んて

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能天気なコトいってて、あたくしも半分呆れながら「から揚げぐらいスグ

できるし、作り方教えようか?」
とか言ったけど、そーゆー当たり前の

ような何気ない幸せを感謝できるコトって大事なコトなんだと思うね。

ゴハンが食べられる幸せ、雨風しのげる家に住んでる幸せ、暖かいお布団

で眠れる幸せ、普段の生活をしていてあまりにも当たり前すぎる事柄。

だけども決して「当たり前」ではないってコトが、1995年1月17日の

「阪神大震災」、2011年3月11日の「東日本大震災」によって、多くの

人々に恐怖心と共に刷り込まれたコトであるかと思う。

スケールは随分小さいけど我が家の次男、昨年10月修学旅行で、

シンガポール~マレーシアに行って、日本国内では当たり前なコトが、

外国ではそうではないってコトを学んできた。まぁ、酷い目に遭って

きたワケではないけれど、ホテルで頂くゴハンにハエが集っている…。

なんて、彼らにとっては衝撃的だったと思うね。ちなみに我が家で

身近な災害っていえば、2005(平成17年)3月20日の福岡県西方沖地震

(マグニチュード7.0最大震度6弱)。我が家のある久留米市でも今まで

震度3どまりだったのが、初めて震度5を体験。で、丁度地震のあった

数日前に長男、次男は保育園の避難訓練で地震を想定した避難訓練を

やったそうで、この日は地震と認識した瞬間2人ともすぐにテーブルの

下に身を隠した。もう「お見事!!」としか言いようがなかったよ[わーい(嬉しい顔)]




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これまでのわたし、これからのわたし~その4~

前回の続き…。

それにしても産婦人科の妻のセンセに、あのようなツッコミを受ける

とは思わなんだ…。そりゃぁ、あたくしも悪かったけど、妻だって、

あたくしの性格はよく知っているハズだから分かっているとは思うけど、

あたくし、悪いコトしているかどうかなどはではなく、何処で何をして

いるかなんて、第三者に知られるコトを好まない人間なのだ。

センセの立場としては「妻子の非常時にアナタ一体!!」ってい言いたい

ワケであるだろうけど、一つだけ言い訳させてもらうと、妻の大出血は、

想定外の出来事だったしそんな兆候もなかったので、2泊3日の旅程

だから大丈夫かなって思ったのね。



で夜、病院から帰ってきた妻、義姉宅から携帯のTVデンワでかけて来て、

あたくしがお部屋でシャンパン頂いている最中に妻、長男、次男と

3人して、あたくしの止まってるホテルの「部屋の中を映せ!」

な~んてコト言ってる。当時はガラケーだったけど、やたらと多用して

いた機能なんだけれどウザい。で、お部屋の全景を映して回った。多分

妻が言わせたのだろう、長男が「パパ、女の子はドコ~?」って、

訊いたのには思わず「パンチDEデート」の桂文枝氏なみに椅子から

ズッコケたぞ。

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※画像ミクル掲示板より引用 

「ハイ!安心して。女の子のお持ち帰りはしとらんけんが!って、

かぁちゃんにゆうとって。」といってデンワを切ったんだけど、

そんなコトもあったっけなぁ~。TVデンワは便利だけど、あたくしは

性格的に受け付けない。こんなもんがあったらおちおち彼女とデートも

出来ない。ま、当時のそれは冗談だったけど、ただね、そーゆーコト

言ってる妻だったけど、あたくしがゲス不倫してるとかいうのを暴き

立てたいワケではなくって、信じてくれているんだけど、あたくしを

おちょくってみたい、みたいな思いが多分にあるのかと思うね。



まぁあたくしにしてみれば、非常に迷惑千万なハナシであるけどね。

まぁ何にしても、今となってみな懐かしい。

「地球か…。何もかも、みな懐かしい…。by沖田十三」

ではないけどね。

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※画像blogs.yahoo.co.jpより引用


そんなこんなで末っ子の苦難の出産劇は乗り越えたワケなんだけど、

あたくしたち、どうやら神様に気に入られてしまったらしくて、それゆえ

さらなる試練を、頼みもしないのに用意してくれているみたいだった。

んん~。ホントはやめてほしいんだけどね~。

「分かったよ、神様!ではこの試練、乗り越えた暁には、分厚い

サーロインステーキ&極上のボルドーワインをご馳走して貰いたいん

だけどね。いい?」
な~んてコトお願いした次第である。


次回につづく…。



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これまでのわたし、これからのわたし~その3~

前回の続き…。

そこからは早かった。……。っていうか、病院の方は担当医からすでに

手術の手配が回っていて、後はあたくしが手術の同意⇒同時にGOサイン

ってコトになっていたらしい。「何と手際に良いコト!?」

GJ(グッジョブ)!!

な~んて思ったけど、問題があたくしが同意するかどうか、

だったのである。担当医の先生から説明を受けたあたくしは

「どうされますか?」っていう決断を迫られるワケだけど、四面楚歌の

状態で、ソレしか選択肢ないものなのに、こーゆーの、



「決断」

なんてゆうのかぁ??って、突っ込みたくもなったが、妻にも末っ子にも、

生きててもらわなくてはって思ったのは当然だからね。病院の外は、

あたくしが来た時と変わらず、バケツをひっくり返したような豪雨が

降り続いている。来てくれてた義姉と共に、妻と末っ子の無事を祈り

つつ、時間は経過していく。4時間の手術の後、末っ子と初対面。

思わず涙出たよ[もうやだ~(悲しい顔)]…。次男よりもさらに小さくて、自分で呼吸も

ままならず、機械で鼻から空気を送り込んでいた。で、誕生時の体重は

980g。超低体重児である。なので、そんな状態で母子ともに帰宅できる

ハズもなく、妻は1週間、末っ子は本来の誕生する時分である8月末まで

NICU(新生児集中治療室)で、「ハコ(保育器)入り息子」であった。

まぁそういいながらもね、よく生きててくれたなって思わずには

いられない。実は生まれる3ヶ月前にね、2月の寒い時だったけど、

あたくしが仕事仲間とソウルに行ってる(義兄も一緒)時に、義姉宅で

妻、大出血して大変なコトになったんだけど、あたくしにデンワをかけて

きた妻、あたくしに「ねぇ、聞いて驚かんでよね。」で、あたくし

「うわぁぁぁ~!!」

「阿呆ねアンタ!聞いてから驚かんの!!」ってコトで聞かされたのが

先述の大出血。気丈にも泣きながら義姉が妻を病院に連れてってくれて、

末っ子は無事だったコトが確認された。だけどその際の産婦人科の

センセのいうコトがまた酷すぎる!

センセ「お腹の子は大丈夫だけど、ご主人はドコ?」

「…。いえ、それが主人、仕事でソウルに…。」

センセ「ソウル?仕事!?アンタ、それ遊びやろ!?」って…。



センセ、ソレ酷くね?

そりゃぁね、確かに美味しい焼肉も、キムチもチゲ鍋も青唐辛子も

いっぱい食べて楽しんで来たけどセンセ…。そんなコトまで言うか?

おかげで帰国後に、妻と義姉からは、あたくしと義兄のそれぞれの

いうコトに整合性がないとか、

「アンタたち、お互い庇い合っててキモい。」

とか、あらぬ疑いを掛けられて両家とも修羅場っていた。


次回につづく…。



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これまでのわたし、これからのわたし~その2~

望むところたい!
誰にどがしこ迷惑かけてん産む!!


と、啖呵を切った妻だった。

前回の続き…。

次男の出産から約8年経過しているけど、このセリフである。

ココに至ってあたくし、女性=母親の、底知れぬ愛情と底力を

思い知った。

「男がどう逆立ちしても、太刀打ちできなくて当然だ。」

って、心底思い知った次第である。で、そういった妻の崇高なる精神

には敬服したワケなんだけど、まぁ~、そこからがあたくしたち夫婦、

いばらの道がスタートしたのであった。



普段、何事にも楽観的なあたくしの甘い予想を木っ端みじん

打ち砕くような出来事が、次々と降りかかってきた。 まずね、

とにかく妊娠の状態が安定せず、入退院を繰り返す。「悪いコトは

考えない、困ったコトは起きない。」
と、念じつつ、あたくし的には

早産が懸念されるものの、うまくお腹の中で十分に育ってからで

あれば、次男(1290gで誕生)みたいなコトにはならんだろう…。

と思いきや!予定は8月末のハズなのに、ついに5月下旬、病院での

処置でも、お薬でも抑えきれないほどの状態になった。

で、最寄りの産婦人科⇒久留米市内の総合病院…それでも対応できず

⇒福岡市近くの病院に救急搬送された。なんとか妻の搬送先の病院に

到着したんだけど、一息つく暇もなくって、現状を説明する担当医の

先生からは脅かされまくりで、まぁ生きた心地がしなかった。



ただ、医師の立場上、患者やその家族には、最悪の状況が起こった

場合を説明する「インフォームドコンセント」であろうかと、

またしても楽観的なあたくしは思ったワケ。安静にしていた妻を

病院に預けてその日は帰宅した。だが、そんなあたくしを運命は

嘲笑うかのように、最悪の状況が起こったのはその翌日のコトで

あった[がく~(落胆した顔)]。病院からのデンワで、「ご主人、スグ来てください。」

予断を許さない状況であると。その日はあたくしもクルマで移動中、

ワイパーも追っつかないような豪雨が!!前方視界がまったく

得られないほどで、思わず路肩に停車してしばらく待っていた

ほどだった。で、一足先にお見舞いに来てくれていた義姉と共に、

妻の病室で先生のハナシを訊いた。「もう、薬で早産を抑えるの

は限界。緊急手術しかない状況である。」
とのコト。

そのためにあたくしの同意を得る必要があり、ご足労頂いたと…。

もう四面楚歌のあたくし、決断が遅れれば母子ともに危険という

コトで、手術に同意するほかはなかった。あたくしが同意の意思を

伝えると、そこからは早かった。


次回につづく…。

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これまでのわたし、これからのわたし

ナニ?このタイトル!?って思ったでしょ(笑)。

あたくしの人生じゃないよ

(だけどまぁ、当たらずしも遠からずだな^^)実はあたくしのコト

ではなく、最近末っ子がガッコの課題としてこーゆーの

もらって来たってワケ。

でね、とりあえず末っ子の誕生からから現在に至る過程を書いて

きてっていうコトなんである。 ……。



こーゆーコト言ってはなんだけど、要は彼の

誕生にまつわるハナシを書いてくださいってコトなんだけど、あんまり

誕生当時と乳児期から保育園時代の状況って、決して楽しげに語れるコト

ではないし、あたくしにとっては古傷をつつかれるようなものなのである

ハッキリ言って忘れてしまいたいコトなのに、こんな課題を出すガッコ

には、文句のひとつも言いたい所なんだが…。

♪夢想花/by円広志 


末っ子は、2009(平成21)年5月21日に生まれた。

っていうより帝王切開による通常の予定(8月末、義母の誕生日と同じ

ぐらい)
より3ヶ月早い時期。本来ならば、まだ十分に成長するまで

母胎に留めておかなくてはならないのに、出て来ようとする、お薬で

抑えようとしてもダメ。とにかくね、「分かってくれとは言わないが、

そんなにオレが悪いのか[ちっ(怒った顔)]!」って、



叫びたくなるぐらい望まぬ状況ばっかり引き寄せている気がしたものだ。

当時は「引き寄せの法則」なんて知らなかったし、まさに望まぬコト

ばかりを引き寄せる「逆引き寄せ」ばっかり起こっていた。今にして

思えば心の状態が、その現実を引き寄せるっていうコトからすれば、

「あ“~!やだやだ、こんな状況になってほしくないな~!!」っていう

不快な感情が、また「あ“~!やだやだ…。」って言いたくなるような

状況を引き寄せていたんだなって思う。よーするに、思うコトが

間違っていたのだ!ホントなら「大丈夫!困ったコトは起きない!!」

って思っているべきだったのだ(なんか斎藤ひとりさんのハナシ

みたいになってきたな、ゴメン[ふらふら]
。そんなこんなで波乱の出産に

臨んだ。でも実は、次男の出産時も早産&低体重児で、帝王切開で

出産。入院し、いろんな管を身体に繋がれて、がんじがらめになって

いて、ようやく生まれた状況。「もう、出産はこりごり…。」

な~んて言っていた妻であったのだ。だが!蓋を開けてみれば、

末っ子の妊娠が発覚した直後に、「ウチの婆ちゃん(母)みたいに

3人(姉、あたくし、弟)軽々と生んだのと違うでしょ!次男の時

みたいにまた病院で管でがんじがらめにされるとばい、アンタ、

それでよかつの!!」
って訊いたあたくしに、妻の驚愕の一言

望むところたい!誰にどがしこ
迷惑ばかけてん産む!!


だって。

「神ってる…。」
母は強しだ…。


精神的にも俗物のあたくしには理解できないラベルであった[爆弾][爆弾][爆弾]…。


次回につづく…。



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DISTINY「鎌倉ものがたり」

あたくしがPCの前に座ってる後ろでは、末っ子がWiiUでゲームに

興じている。「明日は映画どん観に行くの?」って訊いたんだけど、

土日も兄弟でゲーム三昧の予定みたいだ。

今日はね、前回の「2070年岡山市首都説」に続いて、次男の持ってきた

情報のひとつに、只今絶賛上映中の映画「DESTINY鎌倉ものがたり」



※画像ぶれにゅーより引用

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(原作:西岸良平、監督:山崎貴、主演:堺雅人、高畑充希)っていう

作品が、エライ面白いのだと、原作は「ALWAIS 3丁目の夕日」

西岸良平氏だし、今回映画を製作したのもおんなじチームそのまんま

といっていい。監督の山崎貴氏はあたくしと同年代だ。


他の作品では「STAND BY MEドラえもん」なんかを手掛けておられる。

「ドラ泣き」な~んて言葉、ご存知かな?近年上映される劇場版

「ドラえもん」は、クライマックスの演出や音楽が矢鱈と涙を誘うように

作られている。だから「ドラ泣き」なんだそうだ[わーい(嬉しい顔)]

「ALWAIS 3丁目の夕日」を観てて山崎貴監督はそんな

演出が得意なんだろうねと思ったけどね。ホントは

「SPACE BATTLESHIP YAMATO」で山崎監督を嫌いになったあたくし、

「あいつの先品は、もう観に行かん!!」って思ってたんだけどね…。

涙もろいあたくしは気が進まなかったが、観もしないで作品を批判する

ワケにはいかないので、 で、そんな山崎貴監督の手掛けた

「DESTINY鎌倉ものがたり」。

鎌倉に住む主人公の作家、一色正和(半沢直樹、じゃなかった堺雅人)

ものとに歳の差婚で嫁いで来た一色亜紀子(高畑充希)だけど、舞台の鎌倉

は、人間んも幽霊も魔物も神様も仏様もみ~んな仲良く暮らしているところ

貧乏神なんかも天井裏から出てくるしね(笑)。

でもヒロイン亜紀子が貧乏神からもらったお茶碗が危機を救うコトに

なるんだけどね。物語の大筋は、黄泉の国に住む凶悪な魔物、天頭鬼が

死後の黄泉の国に来た亜紀子と夫婦になるコトを強要したため、正和は

黄泉の国行きの江ノ電に乗って黄泉の国の亜紀子のもとへ向かう。



※画像arayasu.comより引用

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……山崎貴監督の描く黄泉の国のイメージって、

「千と千尋の神隠し」+「天空の城ラピュタ」を2で割ったみたいな世界

なんだね(笑)。

そこで死神(安藤サクラ)の助けを借りて両親(甲滝五四郎:三浦友和

&一色絵美子:鶴田真由
)の元を訊ねる和正。 で、天頭鬼との壮絶な

戦いの後に現世に帰るんだけど、亜紀子が仲良くしてた貧乏神に貰った

お茶碗が役に立った。天頭鬼に無理やり夫婦にされそうになった

危機一髪の状況に、貧乏神のお茶碗が救った。あたくしの拙い文章だけ

では臨場感に欠けるし、あたくしは主人公の一色正和のような作家の

スキルはないけど、劇場の暗闇の中で、

涙ながらに「黄泉の国」にホントに行けるんだったら、あたくしも

江ノ電で妻のもとに行って、連れ帰して来たい

って思ったしまったよ。いやぁ~あたくしのような境遇の人間には

こーゆーストーリーは堪えるよね~[もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)]



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2070年、日本の首都は岡山市になる!? ~その7~

前回の続き…。


シャンパンを頂きながら、カウンター窓際の席から岡山市街の街灯り

を眺めつつ、しばし演歌の世界に(笑)。



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ホントはね、いつも行ってる方の隣のラウンジだとピアノ演奏なんかが

あったりもするんだけど、こちらにはなかったのね。だけど、どーゆー

ワケか数名いたお客があたくしが着席して間もなく帰っちゃったので、

あたくしのひとりの貸し切り(笑)状態…。で、いろんなハナシを

バーテンダーさんと楽しんでた。岡山好きのあたくしの岡山B級グルメ

の全制覇のハナシとか、岡山でリタイヤ後の田舎暮らしして、ひざに猫

でものっけて一緒にまったりくつろいでる…。な~んてハナシとか,


いろいろとね。 シャンパンには妻とのいろんな想い出があってね、



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あたくしがのん兵衛(ソムリエならぬノムリエと言ってる)なために、

やたらと結婚前からあたくしに付き合わせてたカンジなんだけど、

彼女に対する予備知識としては、大学時代に飲み過ぎて酔いつぶれ、

優しい友人さんに看病してもらったとか…。っていうハナシは

訊いてたんだけど、やっぱりあたくしもそんな場面に遂に出くわして

しまった!彼女の父(義父)は相当な酒豪&シー・モネーター的話題

(そっち方面にエライ造詣が深い、だけど当サイトは健全なサイト

なので、シー・モネーター的な話題は控えてるんだけどね。
)好きで、

絶対にその義父の血を引いてるコトは間違いなかったんだけど、

一つだけ見落としていたコトがあった。

「酔っ払うとゴジラなみに狂暴化する」

っていう特性を持っていたのである。「奥ゆかしい人」だって思って

いたあたくしはまだに「どんだけ~!」ならぬ「ドン引き~![がく~(落胆した顔)]

であった。でもね、さんざん大騒ぎした後はコトリと寝て

しまうんだけど、その寝顔は子供みたいに天使の顔になってる[黒ハート](笑)。

まぁ10何年ぐらいたつと「かっ、可愛くねぇ寝顔だな…。」って感想に

なったんだけどね。”あたしより先に寝て、あたくしより後に起きる”

だったからね。まさに「カカア天下宣言」である[爆弾][爆弾][爆弾]

そんなコト思い出しながらバーテンダーさんとの会話を間に愉しみつつ

夜は更けていった…。

でもね、今回の旅行に関してはあたくしの不在時になんにも起きなくて

良かったよ。前回、前々回は、末っ子の後頭部の怪我、次男の胃腸炎

などで、病院に連れて行ってくれたガッコのセンセや義父には「感謝」

であったよ。

今年、妻の三回忌でね、まだ日程決めてないけど、みんなとお食事を

しながらそんなハナシで盛り上がるんじゃないかなって思っている。


STORY STORY

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2070年、日本の首都は岡山市になる!? ~その6~

前回の続き…。

もう20年ぐらい前のハナシなんだけど、職場の…っていうか、かつて

義父のお店で一緒に働いてた弟分に、あり得ないお願いをされて、

フリーズしてしまったあたくし。「アンタ、ソレはマズかばい?

その子と付き合いたかつはアンタでしょ?あたくしにはかぁちゃん(妻)

が居るし。自分でゆわんば、気持ちの通じらんばい。」

……。彼の言いたいコトは充分に分かっている。



「ソレがいちばん難しいんだよ!!」
ってカオに書いてあった。でもね、

コレって恋愛において大事なプロセスだと思うよ。なによりかによりね。

あたくしがその子に声かけしたら、ヘタするとあたくしが付き合いたい

のだと彼女に錯覚される可能性大であるし、

「いやね、これこれこーゆー事情で…。」な~んて、ややこしい説明を

しなくてはならない。それでも自身で出向いてコクれない彼を飲みに

連れて行った。といってもアルコールにあんまり抵抗力のない彼、

(あたくしの適量=彼の致死量)となりかねないので、

気を遣う(笑)。案の定前述の頼みごとをまたもや言ってきたので、

あたくしが注文したのが想い出の「ブルームーン」。このカクテル、

考案者は不明。詩で言うならば「詠み人知らず」なんだけど、何故だか

このカクテルの意味は分かっている。

“出来ない相談”

っていうのがこのカクテルのメッセージ。彼は人間的にも真面目だし

仕事も職人的にこなす。企業には、こーゆー人も居なくてはならない。

しかし、この頼みごとだけは頂けない。恋愛のイニシアティブに関わる

コトを人任せにして絶対に上手くいくハズがないし、よしんばそこを

潜り抜けたとしても新婚旅行で「成田離婚」なんかを招くんじゃ

ないかい?そんなコトを滔々と話して聞かせた。涙目で聞いていた

彼だったが、その話を義父に話したら、「ソレでよかったよ。

あいつらの家庭は、両方とも難しい家庭事情だから、絶対にうまく

いかん!」
だって。

なので、かわいそうだけど放っておいた。彼の意中の子の情報は、

あたくしは把握してるんだけど、結婚しても幸せにはなれない

だろうなぁ~。とは感じてた。彼の気持ちを思うと暗澹たる気持ちで

あったが、結婚は本人だけの問題じゃぁないからね。


家族絡んで来るからね。現在彼はアラフォー独身だけど、今のままが

よいと思ったね。幸せを願って結婚して、わざわざ不幸になるっての

は悲しすぎるよ…。暗いハナシになってゴメン。



ハナシはホテルのバーに戻そう(笑)。 馴染みのバーテンダーさんが

持ってきてくれたのはシャンパーニュ「マム・コルトンルージュ」。

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※画像livedoor Blogより引用 (コレは旧パッケージだけどね)


ボトルのデザインが変わってなかなかカッコイイぞ(笑)。

「グラスで注文できますよ。」
な~んて野暮なコト言われてしまった

ので、思わずあたくし「ボトルでちょうだいよ!」って言ったら

バーテンダーさん苦笑いしてた[わーい(嬉しい顔)]


次回につづく…。



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2070年、日本の首都は岡山市になる!? ~その5~

前回の続き…。

腹八分あたりでお店を出たあたくしなんだけど、お部屋に戻って

お水飲んでしばし休憩。その後はホテル(ホテルグランヴィア岡山)

の最上階にあって、いつも行っているスカイラウンジ「アプローズ」

に行こうかと思いきや、ココでもどっかの企業の新年会か何かやってて、

貸し切り状態。なので、案内されたのは、となりのオーセンティックな

バーで、世界の銘酒が愉しめるっていう「メインバー・リーダーズ」

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で、そこに居たバーテンダーさん(11月19日に広島のあたくしの定宿の

ホテルで開催されたカクテルイベントでお会いした方)


※関連記事:広島産レモンのカクテルを愉しむ


しばし会話を楽しんだ。ただね、そのバーテンダーさん、あたくしが

10月にお邪魔したとき顔をあわせていないんだけど、ホントに

あたくしのコト知ってるかどうか、ソレは分らんよ(笑)。

そんなこんなで一杯めは、あたくしの大好きなアイラモルトウィスキー

「ラガヴーリン16年」をロックで頂く。

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生産地のイギリス、アイラ島の

海辺にあるラガヴーリン蒸留所は、北海の荒波をモロかぶりする場所に

あり、海藻混じりのピートを炊くために、ココならではの独特の

ヨード臭(海辺の磯臭さって言った方が分かりやすいかな?)を強烈に

放つ。で、コレに対抗するおつまみっていえば、今回は同じスモーキー

な味わいのスモークドミックスナッツ。ホントはレーズンバターなども

リクエストしたかったが、シャンパン飲みたかったので、このあと2杯で

終わり(笑)。2杯目は「ゴッドマザー」

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昨年10月は「ゴッドファーザー」だったので、今回は一杯だけ頂く…。

ウォッカベースなんだけど、いくら甘い口当たりだからって何杯も

お代わりすると大変なコトになる(ニッキーさん曰く、ナメると痛い目

に遭うってカンジは、このカクテルと同じ名前の奥様のキャラに

ピッタリだそうで…。くわばらくわばら[がく~(落胆した顔)]…。)

お次は「ブルームーン」

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ジンベースでバイオレットリキュール+

レモンジュースをシェイクしたもの。昔ね、職場の弟分にあたる子から

恋愛相談を受けててね、彼曰く、その意中の子を「きーちゃん2さんに、

彼女を食事に誘ってほしい!」
っていうのだ。呆気にとられたあたくし、

しばらくフリーズしたのち再起動。「あのね、あたくしが誘うてどげん

すっとの?あたくしが付き合うとじゃなかとばい!?」
っていうと、

誘い出してくれてなんとか自分のとこに連れて来てもらいたいんだって…。

「コイツは恋愛をいったい何だと思っとるんだ…。」って思ったので

彼にご馳走したのが、この一杯のカクテルだった…。

そのカクテル「ブルームーン」の意味するものとは!?


次回につづく…。

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