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明日、退院できるよ。

 22日午前中から、23日夕方まで、妻が外泊許可で、自宅で過ごした。

ちょっと前まで外出許可ってことで、土日の昼~夕食前まで帰宅していたが、

24日、勤務先の業務を終え、妻の病院に到着して数十分後。

主治医の先生が病室にやってくる。妻曰く「血液検査の結果が良ければ退院できそう…。」

と、聞いた直後、先生から「結果は異常なかったよ。どうする?」と聞くので。

間髪を入れず妻が

「帰りたいです~!」と言った。

先生「じゃあ、明日退院と言うことでね!」と言い、妻が診断書の依頼をしていた。

勤務先に休業延長の理由が必要であったからだ。

「なんにしても、良かったね。」2か月間の苦難を耐え抜いた妻に対し

心からの賞賛を送った。(本当によく耐えた…。)

本人にしてみれば、一刻も早く、病院から出たいと思っていたところ、

ようやく運命の女神が彼女に微笑み出したって感じた。

自宅で外泊して戻った病室には一緒にいた患者さんはすでに退院していた。

病室には彼女一人。私は面白半分に「四人部屋を一人で独占できていいね~。」

と冗談を言うと、「嫌って!人の気配がしないのも不安よ~。」と言っていた。

私個人の見解を言えば、病室は新しく、間接照明とかあり、ルーミーな雰囲気。

居住性はかなりよさそうなのだが…。彼女は「早く帰りたい。」と訴える。

私、「まぁそう言わんと!明日は帰れるんだから。」と、ギュッとした。

だが、明日の退院の時間は午前11時。私は明日は通常の勤務で迎えに来れない。

そこで、彼女の父、義父に[電話]して、彼女の迎えをお願いする。

そのあと、病室を後にし、帰宅。

明日は末っ子の保育園の遠足で、お弁当を作らなければならない。

帰ってから、末っ子に「明日のお弁当、何がいい?」と、聞くと、

「玉子焼き、から揚げ、おにぎり~。」

と言った。お弁当三種の神器!私、「よしきた!」

普段は保育園嫌いな末っ子も、遠足などのイベントだけは、張り切っている。

現金な奴!と思いながら、なんとも微笑ましい。

本当なら、末っ子にしても、母親が作るお弁当が食べたいのだと思う。

それが今はかなわぬこととは、本人も幼いながら、分かっているのだろう。

「とびっきり美味いの作ってやるからな!」と、リュックサックに

荷物を詰めながら、言ってる私であった。

「明日、遠足から帰ったら、母ちゃん帰って来とるけんね。」と末っ子に告げた。

末っ子の笑顔が、なんとも生き生きと輝いていたように思えた…。

私はさっきまで、一緒にいた妻に一人語りかけていた。

「この子のために少しでも長く生きてほしい。この子の笑顔を涙で曇らせるなよ!」

澄んだ秋の夜空に浮かぶ上弦の月を眺めながら思った。

もうすぐ、「中秋の名月」を見ながら乾杯できるな…。(また酒かよ…。)


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