義父の納骨～14年目の再開～
納骨の日の朝
義父のお墓への納骨、先月決めていた日程は11日（キンタロー曜日）。
平日なので末っ子はもちろん、義姉宅も子供たちはみんなガッコだ。
そんなワケで、納骨に立ち会うのは義姉夫妻とあたくしと長男、次男の
５人だ。時間は午前９時にしていたのでお骨は義姉夫妻に任せ、ウチは
一足早くお墓に行ってお掃除をするコトにした。
次男が「今年はお盆前にお墓掃除サボったから」ってコトで気に掛かって
いたらしい。なので気持ち早めにお墓に到着してお墓掃除を開始。思った
ほどに汚れてはおらず、作業自体はラクですぐに終わった。
時間も近くなって義姉夫妻も到着し、メンバーがそろった。
14年目の再会
霊園の管理事務所の方が、墓石の前の石をゆっくりとずらし（エライ重い
のでそうせざる負えないのだ）義父のお骨を墓下に納めた。隣には14年前
からココにいる義母とその隣にある小さな骨壺。中を覗いた次男がコレは
誰のお骨なのかと訊ねる。
「ソレはね…。」説明すると実は義父と義母の子供には義姉の上に姉と、
その上に兄がいた。長男は生まれて名前を付ける前に亡くなり、次女は
名前を付けた後にまもなく亡くなったという。もしもこのふたりが長男、
長女として生きていたならば義姉と妻は生まれていなかっただろうし、
今の家族が居たのかどうかも分からない。
子供たちには初めて明かした事実だったが、こんな話をしながらあたくし
たち一人ひとりの人生も、出逢いや別れの運命の歯車が微妙なバランスの
上に成り立っていて自分がこうして今を生きていること、今の家族が誕生
したことにも運命の奇跡っていうのがあるんだと感じずにはいられない。
義父のお骨を収めた後ずらした石を元に戻し、最後にみんなでお参りし、
「コレでお母さんも寂しくないね。」と、義姉がポロリとこぼすように
呟いた。「そぉですよね。」と頷いたあたくし、義母がそれに応えている
かのようなタイミングで朝の日差しが射し込む霊園に吹き渡る風が、
落ち葉を一枚青空にふわりと高く舞いあげた。落ち葉の行方を見上げた
空に義父と義母と妻、三人の微笑む顔が見えた気がした。
松のや・まとめ買いファミリーシリーズ
納骨を完了して霊園を後にしたあたくしたち。末っ子を送り出してすぐに
家をでたため朝ゴハンを食べていなかった。なのでどっかで調達しようと
思ったら長男のリクでとんかつ松のやに立ち寄り、定期イベントのテイク
アウト限定まとめ買いファミリーシリーズの丼セット（ロースかつ丼２コ
＋ささみカツ丼１コ）¥1,300を購入。
コレがまた朝っぱらからヘビーデューティーなメニューだけど、コスパも
イイしなかなかうまかったよ。
来週は五十日祭自宅で十日祭を行った際に宮司さんに相談をしたら別に
「宮司さんを呼ばなくちゃ」っていうキマリがあるワケでもないみたい。
宮司さん曰くそれよりもいろんな思い出話をされた方が故人も喜ぶんじゃ
ないかと、そんなコトをおっしゃる宮司さん、何やら今の時期は表に出
たがらないのだろうかとヘンな邪推をしてしまったぞ。
でも宮司さんのいう通り五十日祭では義父や義母の思い出のエピソードを
思う存分みんなと語ってやろうと思っているよ。
義父のお墓への納骨、先月決めていた日程は11日（キンタロー曜日）。
平日なので末っ子はもちろん、義姉宅も子供たちはみんなガッコだ。
そんなワケで、納骨に立ち会うのは義姉夫妻とあたくしと長男、次男の
５人だ。時間は午前９時にしていたのでお骨は義姉夫妻に任せ、ウチは
一足早くお墓に行ってお掃除をするコトにした。
次男が「今年はお盆前にお墓掃除サボったから」ってコトで気に掛かって
いたらしい。なので気持ち早めにお墓に到着してお墓掃除を開始。思った
ほどに汚れてはおらず、作業自体はラクですぐに終わった。
時間も近くなって義姉夫妻も到着し、メンバーがそろった。
14年目の再会
霊園の管理事務所の方が、墓石の前の石をゆっくりとずらし（エライ重い
のでそうせざる負えないのだ）義父のお骨を墓下に納めた。隣には14年前
からココにいる義母とその隣にある小さな骨壺。中を覗いた次男がコレは
誰のお骨なのかと訊ねる。
「ソレはね…。」説明すると実は義父と義母の子供には義姉の上に姉と、
その上に兄がいた。長男は生まれて名前を付ける前に亡くなり、次女は
名前を付けた後にまもなく亡くなったという。もしもこのふたりが長男、
長女として生きていたならば義姉と妻は生まれていなかっただろうし、
今の家族が居たのかどうかも分からない。
子供たちには初めて明かした事実だったが、こんな話をしながらあたくし
たち一人ひとりの人生も、出逢いや別れの運命の歯車が微妙なバランスの
上に成り立っていて自分がこうして今を生きていること、今の家族が誕生
したことにも運命の奇跡っていうのがあるんだと感じずにはいられない。
義父のお骨を収めた後ずらした石を元に戻し、最後にみんなでお参りし、
「コレでお母さんも寂しくないね。」と、義姉がポロリとこぼすように
呟いた。「そぉですよね。」と頷いたあたくし、義母がそれに応えている
かのようなタイミングで朝の日差しが射し込む霊園に吹き渡る風が、
落ち葉を一枚青空にふわりと高く舞いあげた。落ち葉の行方を見上げた
空に義父と義母と妻、三人の微笑む顔が見えた気がした。
松のや・まとめ買いファミリーシリーズ
納骨を完了して霊園を後にしたあたくしたち。末っ子を送り出してすぐに
家をでたため朝ゴハンを食べていなかった。なのでどっかで調達しようと
思ったら長男のリクでとんかつ松のやに立ち寄り、定期イベントのテイク
アウト限定まとめ買いファミリーシリーズの丼セット（ロースかつ丼２コ
＋ささみカツ丼１コ）¥1,300を購入。
コレがまた朝っぱらからヘビーデューティーなメニューだけど、コスパも
イイしなかなかうまかったよ。
来週は五十日祭自宅で十日祭を行った際に宮司さんに相談をしたら別に
「宮司さんを呼ばなくちゃ」っていうキマリがあるワケでもないみたい。
宮司さん曰くそれよりもいろんな思い出話をされた方が故人も喜ぶんじゃ
ないかと、そんなコトをおっしゃる宮司さん、何やら今の時期は表に出
たがらないのだろうかとヘンな邪推をしてしまったぞ。
でも宮司さんのいう通り五十日祭では義父や義母の思い出のエピソードを
思う存分みんなと語ってやろうと思っているよ。
天国で皆さん再会を喜んでいらっしゃるかもしれませんね。
いろいろな偶然が重なって今あるいのち。生きているだけで奇跡だと思います。
by Rinko (2020-12-14 08:14)
慎んでお義父さんお悔やみ申し上げます。
それにしても立派なお墓です。
by 未来 (2020-12-16 15:01)
Rinkoさん、おはようございます。ご訪問、nice&コメありがとうございます。ホントにそう思います。昔は新生児が病気になりやすく命を落とす子が多かったんですね。低体重で生まれたウチの次男や末っ子も昔だったら助からなかったところでした。元気に育って良かったなと思います。
未来さん、おはようございます。ご訪問、nice＆義父へのお悔やみメッセージありがとうございます。お墓は義母がなくなる7年ほど前に購入したもので、当時は随分気の早いコトと思いましたが今思えば適正なタイミングだったなと驚いています。
by きーちゃん2 (2020-12-17 07:30)