抗がん剤は打たなくていい?
月曜日の早朝。
昨日からのいまだこの地域で経験したことのない寒波の影響で、
大雪と激しい寒さが私の住む町を襲った。
私の住む地域で、氷点下4度~5度なんて、
今まで生きてきた中で経験したことは無い。
早朝外で作業をしていると、とにかく手や足の先が冷たくてたまらない。
使い捨てカイロを使用してはいたが、極寒時はやはり効きはしない。
まぁ、それでも不幸中の幸いというものもあって、
降雪時の雪質が、さらっとしていて手で払えば
キレイに落とせたのとその雪質のおかげで、
車やバイクの使用時もズルリといく事が少なかった。
これが中途半端なぼた雪だと、通過する車のタイヤで路面の雪を
撫でくり回してツルッツルにしてしまい、危険なコトこの上ない。
今日は細心の注意を払って走行したので、何度かバランスを
崩しそうになったけど幸い転倒などはせずに済んだ。
終了後はもちろん、お風呂に入って暖まった。
ただし、お風呂は沸いたのだが、シャワーのお湯が出ない。
(-5℃じゃぁそりゃ凍るわな…。お昼前には融けて回復してた)
今日は妻が先週掛かっていた泌尿器科の診療の帰りに、
予約を入れておいた外科外来の受診に送り届ける。
妻はこんな雪道に運転なんてとんでもないと言うが、
私は雪道の運転には多少なりとも自信はあるので、
「君、こげな日こそ狙い目やろが。来院する人の少なかけんが。」
雪道をそ~っと運転して、病院に到着すると、
私の予想通り、おそらく車やバスなどの移動手段がなく
来院を諦めた人が多かったのであろう。
人の姿はまばらで受け付けも受診もとてもスムーズに進んだようで、
10時の予約でスタートし、採血と受診とCT
(その後抗がん剤も入っていた)で
予定よりかなり早く終了した。
ていうか、今日予定した抗がん剤を受診の際、
彼女が打たないと言ったのでCTの後終了したワケ。
退院後再開した抗がん剤投与で具合が悪くなることが
あまりにも多かったので、これには私も言わずにはいられず、
「抗がん剤、しばらく休んだらどげんの?」と勧めたのである。
だが妻は、抗がん剤止めたら「早よ死ぬやんね!」と言って
胆管がんで亡くなられた川島なお美さんの話題を持ち出す!
女優という職業柄、副作用の出る事を避けるため
抗がん剤治療をしないという選択をされた。
そして昨年9月24日逝去(享年54歳)。
その点では妻よりもむしろ私の方がヤバいかも…。
川島なお美さんとは誕生日が一緒。ワイン好きも一緒である(笑)。
だが、妻とは癌の種類も違うし、状態だって同じではない。
主治医の先生は、治療を止めたら病状は進むかどうか訊ねると、
「そうだね。」との返事だったそう。打つか打たないか、
その選択をするのは患者自身である。
苦しみながら抗がん剤を打つことだけが最善だとは
私にはどうしても思えないのだ…。
私なら苦しんで死ぬより、
ソファーでラクに死ぬ方を選ぶけどね。
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