「ななつ星」に続け!JR西日本の豪華寝台特急 その5
前回の続き…。
さすがに旅程コースを列挙しただけでは、
情緒も何もあったものではないよね(苦笑)。
なので、今回はトワイライトエクスプレス「瑞風」の、
山陽、山陰両コース、周遊コースを叩き台にして、
コース内の見どころを追いかけてみようかと思う。
それでは想像の世界で、「瑞風」のスイート車輌に
乗っちゃっての旅に出発致しましょうか…。
駅で乗車するコトになる。程なく、
深緑の艶やかなカラーリング纏った「瑞風」が静かに
入線してきた。ディーゼル機関の発するノイズは比較的
押さえ込まれているね。出発時刻が近づいているそうで、
足早に荷物を車内に運び込むと、客室の男女乗務員が
整列し丁寧に挨拶。「おぉ~っ!」と内心感心した私は、
軽く会釈をし、アイコンタクトを
「お世話になります、よろしく。」と送った。私と妻の荷物を
受け取り部屋に案内し、室内の設備や使用方法などを
説明してくれた。そして、いよいよ発車時刻となり、
セレブな旅の始まりである。
♪瑞風 PV
「瑞風」は滑るように走り出した…。
※画像Yahoo!ニュース - Yahoo! JAPANより引用
台車にアクティブダンパーを装備した「瑞風」は、
新幹線並みの乗り心地。さすがに最新の車両は
ちがうなぁ(笑)…と感心。車内アナウンスが明石海峡に
差し掛かることを告げる。車窓から見える明石の町並みと
世界最長(3,911m)の巨大な明石海峡大橋。
明石市通過後は、姫路、相生を通過し岡山県に入る。
立ち寄り観光を実施する岡山市の直前に和気郡
和気町の日本の原風景的な、田園地帯を走る。
※画像blog.goo.ne.jpより引用
視界一面に広がる山の田畑の鮮やかな緑が美しい。
間もなく「瑞風」は岡山駅に到着する。ココで一旦下車し、
バスにて岡山後楽園に移動。
手入れの行き届いた庭園は、園内にある藩主の居室
「延養亭」は、通常、一般非公開であるが、「瑞風」乗客の
ため特別に見学できたとのコト。後楽園はこの「延養亭」
から見る景観が最も美しく見えるよう設計されているという。
ガイド役の乗務員から10箇所ほどの見所を案内を
受けた後、岡山駅に戻る。ホームに佇む「瑞風」に再び
乗り込んだ。さて、この後は翌日の停車駅、
宍道駅・松江駅までは車内で過ごすコトになる。
岡山観光のあとにウェルカムドリンクを勧められたので
シャンパーニュの「クリュッグ」をいただくコトにした。
熟成した感のあるロースト香を感じさせ、シャキッとした
切れ味が魅力である。シャンパンの注がれた
グラスを飲み干す…。ふと横を見ると窓の外には
尾道水道と尾道大橋が見えていた。
山側の車窓には、坂の街尾道というだけあって、
山の斜面に家々がへばりつくように建ってるように
見えるのが面白いね。いろんな映画やドラマの舞台になるような、
旅情あふれる町並みである。列車の進むペースは速くはない。
景観の美しい場所では、速度を落として走るからである。
先頭車のデッキに出てみた。海から吹いてくる潮風が心地よい。
宮島を望む大野水道、それを過ぎると山口県岩国市、
その先の富海あたりで夕日が水平線に沈んでゆくのが見える。
※関連記事:「ななつ星」に続け!JR西日本の豪華寝台特急
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「ななつ星」に続け!JR西日本の豪華寝台特急 その3
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