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去りゆく生命(いのち)、笑顔で送る…

日曜日の朝のコト、

隣の義姉がウチにやってきた。何かと訊ねると、

実家の義父が故郷、岡山県真庭市の空に還ったと、

義母より連絡があったとのコト。

STORY

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※画像www.sai59.netより引用

義兄の実家は岡山なので、仕事のスケジュールを

調整後、夕方帰郷していった。私は、リタイア後岡山に

移住し、田舎暮らしをしようと考えているので、

すぐにでも飛んでいきたいトコロなんだけど、先週妻と

義父が同時に入院してしまい、私は仕事と病院通いで

ヘンテコ舞い、そのようなゆとりはない…。義父は、

「俺は大丈夫だから来んでいいよ。」っていうし

(っていうか、彼女に来てもらっているし!?

義母はすでにいないからゲス不倫ではない…。)

妻は身体の痛みに耐え兼ねて、緩和病棟に自らの

意思で入院した。とにかく彼女を苦しめている身体の

痛みを取るのが先決で、今は抗がん剤治療どころの

ハナシではない。痛みに苦しむ状態では気持ちが

前向きになれるワケがないからである。彼女には

無断で、大学時代の友人さんにもLINEでご足労を

お願いした。会話ができるうちに会っていてほしいから。

以前確執のあった親戚とも連絡を取るつもりだ。

妻には「いつまでも遺恨を抱いておくな!

もう許してやれ。相手か君か、どちらかが亡くなれば、

もう二度と会えないのだから。」と言いたいからね。

今週末は楽しい話で盛り上がってもらいたい。

♪ショパン/ノクターン第2番byフジ子・ヘミング 

 それにしても、岡山から戻った義兄から状況を説明して

もらってたんだけど、神妙な(フリした)顔でハナシを訊く

私に対し、彼は終始笑みを浮かべながら淡々と

話している。??実の父親が亡くなったというのになぜ、

そんなに明るく振る舞えるのか?あたくしはといえば、

誰かのお葬式に参列するたんびに、滂沱と流れる涙を

抑えるのに必死だっていうのに(汗)。

義兄の答えはこうだった…。「すべての生命は終わりが

あるし、それが今だっただけ、そう思ったら悲しまずに

済むから…。」なるぼどね…。子ども達も意外とあっさり

していたしね…。日本ではいわゆる「喪に服す」

といって、四十九日を迎えるまでは、派手で

チャラチャラした行為は自粛!みたいにしんみり

しているのが通例なんだけど、国によっては、

「死を悲しむ」という概念すらなく、むしろ、

「この世を卒業し、新たな世界へと旅立つ」

希望に満ちたセレモニーであると位置づける民族も

いるしね。とはいうものの実際ウチの両親健在

だけども、順番からいけば、私より先に逝くのは

当たり前。いやでも、ひょっとしたらアルコール漬けの、

あたくしの方が先かも知れんよ…。と母にいうと、

「それだけはやめんの!」と怒ったけどね。

そりゃそうである、親より先に死ぬなんて、これほど

親不孝なコトはないからね。だけどあたくしは、

ヤケ酒なんてしないし、お酒は楽しく呑みたい人

なんである(笑)。健康を害するコトなんて、

ないと思うんだけどね(笑)。

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コメント 4

ナツパパ

niceを押して良いものか迷いましたが...
読後とても清々しさを感じました。
いずれは迎える時を、そういう心境で迎えたいものです。
by ナツパパ (2016-09-01 09:51) 

ニッキー

義父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
by ニッキー (2016-09-01 15:50) 

きーちゃん2

ナツパパ さん、ご訪問、nice&コメありがとうございます。仰るとおり肉親を送り出す際、涙ではなく笑顔で見送る心境になれたらなぁって思います。


by きーちゃん2 (2016-09-02 18:31) 

きーちゃん2

ニッキーさん、こんばんわ。ご訪問、nice&コメありがとうございます。岡山の空に故人の微笑む顔が思い浮かびました。
by きーちゃん2 (2016-09-02 18:32) 

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