妻の四十九日に~その2・納骨~
今日は、3日の文化の日。妻の四十九日に
お寺で納骨を行う。私の両親、弟夫婦、
義姉夫婦と私の子供たち。お休みの日に
みんなにお寺さんに、ご足労頂いた。妻の位牌と
お骨を長男と次男がお寺の本堂に持っていき、
お務めをしていただく。その後に納骨堂にお骨を
納めるワケではあるが、ひとつだけ問題が…。
何しろ想定外の妻の他界であるがゆえ、私名義の
納骨堂は確保されておらず、お寺さんに訊ねても、
今は空きがないとのコト。そこで私の父名義で、
私の祖母のお骨が収められているところに空きが
出るまで収めて置くコトにした。私の祖母は、
19年前に亡くなっているけど、生前いつも私のコトを
気遣ってくれていた。子供時代は共働きの両親に
代わって孫たちの面倒を見てくれて、ご飯の用意
なんかもしてくれてたから、祖母からはいろんな
料理も教えてもらった。おかげで一人でいてお腹が
空いたときなど、自分で調理ができるように
なってたから、ひもじい思いをしなくって
済んだね(笑)。それと、
私の祖母と妻の間になんの
因果関係があるのかって思われるかもしれないけど、
私もコレは、後になって分かったコトなんだけど、
20歳で義父のお店に就職した私に、祖母は内緒で
義父の所に訊ねて行き、「お宅のお二人の娘さん、
どちらかウチの孫の嫁に貰えませんかねぇ…。」
な~んてコトを、義父にハナシていたと
いうのである(汗)。そのコトを私が知ったのは、
妻との結婚後しばらくたってから、当の祖母が
亡くなってから1年後くらいであった。まぁ実際は
祖母だけでなく義母や周囲の人たちも私と妻を
くっつけようと暗躍(笑)していたのである。
ついでにも一つ運命の巡り合わせの不思議を
感じずにはいられないエピソードをご紹介しよう…。
義父のお店に勤務していて、お得意先の集金に、
行っていた先の結構式場の衣装係の係長さん、
私が集金に訪ねるたびに、
「アンタ、結婚するときは、ココ利用してよね!」
当時20代前半で、一人旅や「孤独を愉しんでいる」
のが、楽しかったあたくし、結婚などみじんも
考えてなかった時分である。それから約10年後…。
まさか、まさかその係長さんに、結婚式の予約の
デンワを掛けるコトになろうとは…。
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今にして思えば、その方も運命の巡り合わせを
信じていた方なのかも知れないね。ハナシが
かなり脱線したけど元に戻そう。祖母は私と
妻(次女)か義姉(長女)のどちらかと結婚
させたいと切望していたが、当人(私)の知らない
トコロで成し遂げていたワケである。
そんな祖母の眠る場所に私の妻が
ひょっこりやって来た…。祖母が思わず
「ちゃ~!アンタが来たとね~!!」とかいって、
彼女を抱きしめてる姿が目に浮かぶ…。
きっと喜んで彼女を迎えているコトだろう
と思っている。
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※関連記事:妻の四十九日に
http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-11-02
理想の「死に方」って、どんなの?
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