フコイダン、試してみる?
朝6時、昨夜具合悪いと言っていた妻だったが、落ち着きを
取り戻し目を覚ました。但し何か体感温度が狂っているようで、
朝方の肌寒い時分に、「暑い、窓開けて~!」と言うので
こちらは、寒さに震えながら窓を全開にする。
しばらく経ったころ、「寒い、閉めて。」と今度は言う。
一昨日、投与した抗がん剤の影響が様々に出てきている。
腹痛が出たり、暑かったり寒かったり、おまけに膀胱炎の症状で
血尿が出続けたり、そんな状態の彼女に見かねた義父が、
「フコイダンを買ってくるから、飲んでみなさい。」と言うと、
速攻で「飲みたくない!」?断っていた。
フコイダンって、海藻のもずく、ワカメ、昆布などの
ヌルヌルの成分を濃縮して作られた健康食品で、
がん患者の方が病院で処方される薬のほかに、こっそり飲用している、
などと言われている。病院の治療と併せて行うことが多いが、
非常に高価で気軽に試せる価格ではないし、また飲みづらい。
はっきり言って、「激マズ!!」なのだ。
だけど実際のところ効果のほどは、よく分からないもの
癌細胞がなくなった話もあるし、酷くなったとの報告もあるし、
(効果には個人差があります。みたいな…。)で、
妻はまったくその効果を信じていない、ていうか胡散臭いと思っている。
彼女は基本、信じていないものは断固拒絶する人なので、
義父や私が勧める食品や本など、絶対に試そうとしない。
宗教も無神論者だし…。ちなみに私は、
「愛」
と言う宗教に入っているけどね(笑)。ウソじゃねぇよ信じてくれよ…。
冗談はさておき、義父は妻に本当にフコイダンを飲ませるつもりである。
私もそれを認めるにやぶさかではないが、本人が頑なに拒絶しているものを
強制するのも如何なものかとは思っている。
脳科学の用語に「プラシーボ効果」というのがある。
どういうことかというと、被験者に「効能を明確に伝えたニセ薬」と、
「効能を伝えていない本物の薬」の両者、どちらに効果があるか、というと
前者、「効能を明確に伝えたニセ薬」が効くというのだが、
妻の場合、こんなにも拒絶する気持ちが強ければ、効果は望めない気がする。
家族の立場、気持ちとしては、病院の治療方針を信頼してはいるのだが、
「抗がん剤治療のほかに、何かできることはないか?」と考えた時、
義父はフコイダンに思い至ったのだろうと思う。
一度、販売員の方に来て頂き、説明をしてもらうという予定。
少しでもそれによって、食欲が出たり、副作用が緩和出来たりすれは、
試してみる価値はあると思うのだが。
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