他人との比較で自分の存在価値を測るな!
昨日は、妻の大学時代の友人が会いに来てくれて、
妻も心なしか、気持ちが安らいでいるような気がする。
会う約束の日、あわや体調を崩しかけた彼女。
実のところ、体調がよくなければ会うことすら出来なかったかも
知れないのだからね。
友人さんとの話で、旦那さんに髪の毛があるとかないとか…。
五十路にもなると、顕著に表れる男の髪の毛。
そういえば昨年夏、中学校の同窓会があり、卒業後35年ぶりに
同級生と対面する。その人の近況もさることながら、驚くことひとしきり。
かつての友人のアタマが何とも涼しげになっているではないか!
おまけに中学卒業から35年後を待たずして、約200名の卒業生のうち
一割弱の18名がすでに、この世から「卒業」していた!
(原因は、病死もあれば事故死もね。)
ま~たまた話が逸れてしまって申し訳ない。
あたくしが今言いたいのは、「他人との比較で自分の存在価値を測るな!」
と、いう事なのだ。
妻は妻で、「ストーマの交換とか手伝う旦那はあまりおらんかもね?」
な~んて自慢げにしているが、別に私は夫だし彼女だって、
何も好き好んでストーマ保有者になったワケではない。
当初はかなり受け入れがたい現実であろうことは、
鈍感な私ですら理解はできる。なので特に嫌がっているわけではない。
彼女の夫として、最後までサポートしていかねばならない、
と考えているだけ。
元来私は、人と自分の境遇を比較して自分が劣っているとか、
あるいは勝っているなどと、比較をして一喜一憂するような、
下世話な話をするのはあんまり好きではない。
何故って、人にはそれぞれいいところ、悪いところがあり、
一人一人に「その人しか出来ないこと」と言うのが必ず存在すると
思っているからである。
どんな人にも、その人ならではの「持ち味」、というものがあるはず。
例えば、普段口籠って、思っていることの半分も言えないような人が、
映画の話題になったとたん、饒舌になったり、人があんまり知らないような
ことに、すごく詳しかったりするから人って面白いね。
全然、そういう事は気にしなくていいような気がするのだが…。
と言うのも、TVや雑誌に取材されるようなカリスマ社長と呼ばれる人物が
実は中学、高校を通して不登校だった。なんて言う人は多い。
何が彼らをそうさせたか、と言う議論はともかく、
そういった不遇の時代を過ごしてきた人が、のちに大きな成功を収める
という事なのだろうか。
友人さんは今の妻の心に親身に寄り添ってくれて、
私としては、この友情こそ彼女の財産であると確信している。
ずっと大切にしていってもらいたい。
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