11月第三木曜日のイベント その3
ボージョレ・ヌーヴォー解禁日まで、あと3日!
日本では、時差の関係上、先進諸国では最も早く解禁日を
迎えることとなる。
今月10日当たりで、続々フランスから空輸されてきている
ボージョレ・ヌーヴォー2015であるが、日本が最も多く輸入して
いるのだそう。別段ワイン消費大国ともいえない日本が
ことボージョレ・ヌーヴォーに関して言えば、世界一の
賑わいを見せ、巨大なマーケティングが形成されている。
クリスマスやハロウィン、バレンタインデーや母の日等々、
元来イヴェント好きの日本人気質も要因の一つではあるが、
それなりの理由もあろうかと思う。
ボージョレ・ヌーヴォーの製造上の特色としては、
フランス、ブルゴーニュ地方のボージョレ地区で産出される
ガメイ種と言うブドウ品種を用い、マセラシオンカルボニック醸造法
によって作られるが、呼称なんてどうでもよい!
要は、通常の赤ワインと違い、ブドウを破砕せずに発酵させるため、
種子や果皮などに含まれる渋み成分のタンニンが果汁に入らない
そのためフレッシュでフルーティーな感のあるワインに仕上がり
女性にとって非常に好まれる味わいとなっていて、
意外とスムーズに飲めて親しみやすいワインなのである。
ヌーヴォーを毎年楽しんでおられる方は、味わいの違いなんかも
お楽しみの一つ。
新酒ならではの軽快さが売りのヌーヴォーではあるが、ある年の
ヴィンテージではミディアムボディかと思うほどの力強いテイスト
だったりする。(50年に一度の出来:2009年ヴィンテージがそうだった)
新酒と言われるだけに、2~3ヶ月位で飲んでしまったほうが良い
(ガメイ種は早飲みタイプで長期熟成には不向き。
長く置いていても美味しくはならないのでお勧めしない)
ボージョレで、熟成タイプが楽しみたい方は
ムーラン・ナヴァンという銘柄があるので、そちらの方を
お試し頂きたい。こちらは長期熟成に耐え10年位美味しく飲める。
現在では、ワインを提供する酒屋さんや、レストランなどが
ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日に多彩なイべントを盛んに
行っている。
このようなイべントに参加をすると、ボージョレ地区にある
いろんなシャトーから生産された多種多様なボージョレ・ヌーヴォーの
テイストを楽しむことができ、なおかつお店が厳選した
ヌーヴォーにピッタリのオードブルなども一緒に楽しめるので、
自分好みのマリアージュなども吟味することができる。
「これが自分には最高の組み合わせ!」と言うのも
見つけやすくなるかと思う。
解禁日当日は、思いっきり楽しみましょうね!
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