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寒波退散と思い出の雪景色

 記録的な大寒波がようやく退散していった。

私も、未だかつて経験したことのない雪と寒さを味わった。

ホワイトアウトとまではいかなくとも、見えるものがすべて

真っ白けっけになることなど、初めてだったのである。

別に私は雪景色が嫌いと言うワケではなく、むしろ大好き。

nen_hirodosen02_012[1].jpg 

仕事でこんな過酷な環境に出て行ったから辛かったというだけで、

旅行なんかで見る雪景色や、そんな中で温泉の露天風呂に

浸かっているところなんかを想像するだけでも、ワクワクするね~。

もうず~っと昔のことだけど、冬のある時仕事が休みの日に

鳥取県の皆生温泉に妻と出掛けた。当時は結婚して間ない頃で

、まだ子供たちが居なかった。なので、二人でゆったりとした旅が

出来ていたものだ。大体どこの夫婦も同じかと思うのだが、

私たちも大抵趣味から何から徹底的に真反対で、

多々衝突もあるけど、温泉が好きというのだけは一致していた。

露天付き宿がいいとの妻のリクエストで休みの数日前に

温泉旅館に電話して予約をし、当日の前夜いざ出発。

夜中のがら空きの高速道路を利用して、SA・PAで

休憩しながら夜を過ごし米子まで行こうかと思っていたら、

雪のためチェーン規制で、チェーンも冬タイヤも携行していない

私たちは途中で一般道に降りなくてはならなくなったが、

宿に到着前に付近の観光など予定していて、

時間にゆとりがあったので、中国自動車道を、

岡山県の津山インターで下りて、一般国道53号線を

鳥取方面に向かう。昨夜の大雪がウソのように晴れ渡った青空。

その青空に真っ白な雪景色のコントラストが何とも美しい。

もう17年も前の事なのに、あの美しさが私の脳裏に今も

焼きついている。道中、津山市民の人々が総出で

除雪作業をやっている。幸い路面の凍結は少なくて、

以外とスムーズに走行出来て、何か所かの観光地に立ち寄りながら

目的地の米子、皆生温泉に夕刻到着した。

お部屋の案内のお姉さんは随分古いお姉さんだった(笑)。

夕食以降のお酒のおつまみを調達に近くのコンビニに行ってくる。

戻って早速、冷え切った体を癒すべく、温泉に。

水でうめないと入れないくらい熱い。窓からは弓が浜の海岸が見渡せる。

51665_2_xl[1].jpg 

※画像drive.nissan.co.jp-より引用。

晩ご飯は地元山陰の海の幸に舌鼓を打つ。

妻は結婚当初、私たち二人とも言葉少ない人だったので、

会話になるのかどうかすごい心配だったと言っていた(笑)。

現在ではとても考えられないが…。楽しい思い出であったね。

現在、ストーマ所持者となった妻が、寂しそうにつぶやく。

「昔は温泉大好きで、何回も入っていたのに、

今はお風呂に入るのすら億劫にしか思わん…。」

なんて言っているが、なにを言うか。

現在はストーマ所持者用の、便利な入浴グッズは沢山あるし、

部屋に浴室を備えた宿も多い。

彼女をまた、温泉旅行に連れて行ってあげたいな~と、

今は切に思っている。


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