ホメオスタシスとの闘い：心の旅路：SSブログ

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ホメオスタシスとの闘い [編集]

下らない人生を傑作に変える

ダイエットのためのウォーキングを初めてちょうど３ヶ月経過した。

結果はスタート時の体重からマイナス１０ｋｇである。我ながらまあまあ

満足な成果を出すことが出来たんだけど、その道のりは決して平坦なもの

ではなく最初のうちはたびたび心折れそうな思いを味わわされたもので

あった。だって、まる１ヶ月歩き続けて１ｋｇしか減ってないんだもん。

ガックリきたなんてレベルじゃないよもう！だけども昨年、健診でお医者

さんから「このままの生活でいたら長生きは絶対ムリ。」っていわれてね

自分の健康についていろいろと考えなおさなくてはならないコトが多々

あったのでココで挫けている場合ではない。今後の人生が掛かっているん

だからね。一昨日は公園で遊んでいる小学生の集団から、昨日は綺麗な

女の子が、声を掛けてくれたり挨拶してくれた。ウォーキングを始めて

以来たくさんの人たちから声かけて頂くのが嬉しくて、「今日はどんな人

と出逢えるかな？」

な～んて、そんなコトも楽しみのひとつになっている。

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※家からかなり離れた自然がいっぱいの場所も歩いている。

思い返せば８年前、自分の経営する手塩にかけたお店を断腸の思いで畳み

その３年後には妻が病気で亡くなりと、自分にとって大切なもののいくつ

かを立て続けに失って、「なにが悲しゅうて、このあたくしがこんな下ら

ない人生を歩むハメになってしまったのだ？」と降りかかった試練に対し

て相当に不貞腐れていた

。

まぁこの辺りの数年間は金銭的にも精神的にもどん底状態で、自分は不貞

腐れるために生まれてきた男なんじゃないかなどと、危うくこの人生に

思わず納得しそうになるところだったよ。

だけどもそういいつつも残された人生の時間は短いようで長い。今の人生

が下らないならば傑作に変えてやればイイ、不健康な身体ならば健康に

なればイイってハナシである。

そんなこんなで何十年かの歳月をかけて身体に溜まりまくった脂肪という

名の生ゴミを徹底排除してやろうと立ち上がったのが３か月前のコト。

ところがね、マイナス１０ｋｇを達成したっていうのにこの後がどうにも

続かないのだ

。体重の減少に勢いがつくかと思いきやなんか戻り始めて

いやがる。そう、素直に痩せさせてはくれない原因が身体の恒常性の

コントロールを握っているホメオスタシスってヤツの仕業なんだ。

ホメオスタシスとの根比べ

冒頭にも書いたがホントに頑張ったつもりなのに１ヶ月経ってわずか

１ｋｇしか減っとらん！そりゃ今は１０ｋｇの成果を挙げたとはいえ、

その道のりは減ったは戻りというのを何度も繰り返していて心が折れ

そうな思いを何度もしたものだ。たとえばこんなカンジだ。

５日かかって２ｋｇ減ったとする。その後も同じ運動量をキープし居る

にも関わらずまた日に日にじわじわ増えていったりするのだ。

あたくしの身体の中どんなトリック使ってんだ？といいたくなるほど。

コレはダイエットに限ったコトではなくて、潜在意識レベルでいうと、

今現在の状態っていうのが安心、安定だと思っているワケ。

なのであたくしの場合は太った今の状態が安心、安定だってコト。

潜在意識の最大の目的は安全、安定を守るコト。なのでそこから外れ

ようとすると猛烈に元の状態に引き戻そうとする力が働くのだ。コレが

いわゆるリバウンドってやつで、ダイエッターが最も恐れている現象。

早いとこ結果を出したい当人の心を挫けさせ、減量を諦めさせようと、

体内のホルモンバランスまで操作して猛烈に食欲を起こさせたりするん

だからね。とにもかくにも手お変え品を変えありとあらゆるコトをして

「現状のままでいろ！ダイエットなんかやめろ、やめてしまえ！」と、

邪魔をしてくるから始末に負えない。

宝くじに高額当選した人なんかもそうで特にそんな大きな金額を扱える

器のない人に大金がいきなり入ってくるのだから大変だ。

当然小さな器に大金が入るのだから、そこで受け止めきれずキャパ

シティをオーバーした器はバリンと崩壊してしまうからね。

そして当選者のおカネの器の崩壊とともにホメオスタシスがおカネを

失わせるように働いてしまう。宝くじに高額当選した人の大半は数年の

うちに前と同じレベルに戻るかそれ以上貧乏になるという。減量して

リバウンドすると元の体重以上に太ってしまう忌々しい状態と似ている

あたくしの周囲の知り合いには宝くじ高額当選者がいないので真偽の

ほどは定かではないけどソレが事実ならば恐ろしいコトである

。

下手をすると長期間の努力が水泡に帰す可能性だってあるってコトだ。

そんなワケでホメオスタシスとの根比べはしばらく続くだろうから、

くれぐれも、コッチが根負けしないように継続していかなくてはね。