SSブログ

恩返しのバトンタッチ

心遣いが嬉しかった

以前お仕事で長崎市内のお客さんのクルマの名義変更を請け負って、

諫早市の陸運事務局で名義変更してクルマをお客さんにお返ししたん

だけど、迂闊にも落とし物。



次に移動した大村市に居るあたくしに先ほどのお客さんからデンワ。

「領収書の入ったケースが落ちてたよ。」経費の計算のため、すべての

領収書を保管している大事なモノ、コレがないと掛かった経費を会社に

請求できずに大変なコトになるところだった(冷汗)。

そこへお客さんからの天の声が、「自分も後で大村に行くから1時間後

どっかで合流しよう。」
というワケで、あたくしの希望で指定した

大村インターの近くで無事に受け取ることができ、平身低頭で謝罪&

お礼をし、ホッと胸をなでおろした。

長崎ケンミンの優しい心遣いに感激したあたくし、

「世が世でも、こんな人と人との親切や優しさはあるものなのだと。

まだまだこの世も捨てたものではないな~。」と思わせてくれたよ。

この出来事を境に、っていうか基本あたくしはそーゆー考えだけども、

少なくとも次は自分が何か拾った場合も同じように届けてあげようと

心に誓ったあたくしだけど、それっきり忘れていた(爆)。


恩返しのバトンタッチ

その出来事から3か月後。そんなある日の土曜日のコト、

ウチの最寄り駅に夕方訪れると足元にトトロのぬいぐるみが、拾って

よくみてみると、単なるトトロのぬいぐるみではなく定期券が入って

いる。名前と年齢から近隣の高校に通うJKと思われる。駅周辺には

高校は2校あり、そのどっちかに通う生徒だと察しはついたんだけど、

あたくしの拾ったタイミングが最悪にも土曜日の18時半。

ens7038113720.jpg
※画像jigsaw.jpより引用



ガッコにデンワを掛けてみたが2校とも留守電になっているし、

あたくしは仕事で電車で移動してる途中だしで、3か月前の長崎での

心暖まる記憶が蘇ったあたくし、

「早くトトロを飼い主のもとにに返してあげねば!」とは思うものの、

連絡のつかないものは手の打ちようがない。月曜日の朝ようやくガッコに

デンワが繫がり、「駅前で〇〇△△△さんの定期券を拾ったんですが、

そちらのガッコの生徒さんではありませんか?」
と、訊ねて事務の方の

「名前で照会してみて折り返しデンワします。」で、一旦切って待つ

コト10分。で、名前で該当する生徒が居ましたとの返事。

たまたま居合わせたその子の担任のセンセに代わってもらい、事の次第を

説明。土曜日夕方に拾得したものの、連絡つかガッコになかったコト、

今から仕事行く前なので届ける旨伝えて担任のセンセにトトロを渡す

コトが出来た。そのあとは仕事でガッコを後にし、久留米から大分市へ

行って博多に戻る途中、時間は15半ごろ道中のコンビニでコーヒーを

買おうと店内に入ったときデンワが鳴った。

朝トトロを届けたガッコの担任のセンセで「本人がお礼を言いたいって

申しております。」
ってコトで、トトロの飼い主のJKに代わってもらう。

緊張しているのだろうか、エライたどたどしい口調で「定期券、届けて

くださって、ありがとうございます。」
ってお礼をいってくれたJK。

「ご両親に怒られどんせんやったの?」とか「エライ心配やったろ?」

っていうあたくしに「はい。」とか「まぁ…。」とかでJKが全然会話を

膨らませてくれない[ふらふら]ので切り上げてセンセに代わってもらい

「わざわざご丁寧にありがとうございました。」

と言ってデンワを終了。な~んか会話する甲斐もないJKだったけど、

まぁソレは置いといて、彼女がもし今回のあたくしの手渡したバトンを

別の人に同じように渡してくれるコトを期待してやまない。



nice!(53)  コメント(6) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。