義父のとの想い出その2~ソツ(焼酎)を飲んで意思の疎通を図る~
朝から焼酎パーチー?
薩摩人ならではの、無類の焼酎好きであった義父。その影響であたくしも
焼酎といえば芋焼酎ばっかり、だけど九州以外の地域に旅行した先で
入った居酒屋に、たまに置いてない場合があるのでそんな時は止む負えず
「郷に入っては郷に従え」で地元のものを飲んでるけどね。焼酎には芋、
麦、米、そばなど原材料は多々あれど、義父の場合芋焼酎一辺倒だった。
あたくしが義父の経営するお店にやってきた20歳そこそこの時代って、
とってものどかな時代でね。飲酒運転に対しての社会的な糾弾が極めて厳
しくなった現代では噴飯ものだけれど、時効だし義父はこの世に居ない
からいうけど飲酒運転なんて常習的にやっていて、後でクルマを運転する
にも拘らず、義父はもうお茶感覚であさイチでお仕事が一段落したと思っ
たら、もうすでに焼酎のお湯割りを飲み始めている。
で、「アンタも一杯どぉ?」って勧められるので「あ、ハイ頂きます。」
な~んてコトいって2人して朝から焼酎パーチーである。あ、あの~、
一応就業マニュアルには、「酒気を帯びて業務についてはならない」と
明記されているんですけろ…。
※累計50万本の大ヒット「北斗の拳」酒蔵はここで【峰松酒造場】
まぁ個人経営のお店だし業務終了後だしそこらへんはエライゆるゆるで
あったし、勧められたあたくしもあたくしで高校生の頃からすでに飲酒の
習慣があったので、まったく違和感がなかったという。
あたくしより1年ほど前から働いていた先輩の社員さんは義父と同い年
なんだけど、スナックでカラオケ大会(古き良き8トラック&歌詞は本で
見る時代だ!この時代カラオケは、オヤジたちのただの自己満と承認欲求
を満たす道具だったね)はやるけれど、下戸でお酒がからっきし飲めない
から、義父とはイマイチ合わなかったのだろう。
手料理を部下に振る舞う
某ミシンメーカーの支店長時代から、自宅に部下を招いて手料理を振る
舞うというサービスを行っていた義父。警察官時代長崎に居た義父は、
長崎市内の幾多の店を食べ歩き、ちゃんぽんや皿うどんをつくらせたら
ピカイチだ。義父曰く、「自分が食べるより人に食べてもらって美味しい
といってもらうのが嬉しい。」とのコト。あたくしも昔から晩酌の肴を
自分で調理してはいたけど、義父とは違い美味しいものはひとりで
こっそり作って食べるのが好きな人である。妻と結婚してそんなコトを
いったら「そーゆーセコいところが、お父さんとアンタの人間の器の違い
を如実に表してるよね。」とかいわれたよ。
ソツ(焼酎)を飲んで意思の疎通を図る
家飲みだけでなく、旅行先なんかで社員のみんなと外に飲みに行くのも
大好きな義父…なんだけど居酒屋なんかで宴会を開始すると、生ビールで
乾杯した以降は焼酎になる。その時に飛び出した迷言が、
「ソツ(焼酎)を飲んで意思の疎通を図る」というものだ。薩摩地方では
方言で焼酎のコトをソツっていう。なのでソツをみんなで飲み交わし
ながら社員と意思の疎通を図るってのが義父のスタイル。ソツと疎通を
掛けてね。その後義父は居酒屋に居るというのに焼きナスとか冷や奴など
お腹に溜まらない、別に家でも食べられるだろ(笑)って料理を注文し、
他のメンバーには飲み食いを促すけど自分はあまり食べてはいない。
居酒屋を出てホテルに戻ってからみんなに気を遣ってゴハンもロクに
食べず疲弊した義父は部屋で「疲れた、ハラが減った!」と1回¥4,000
のマッサージ師を依頼、ルームサービスでおにぎりやその他夜食を注文
するという、まことに珍妙な行動パターンをいつも取っていた。まぁそう
いいながら、周囲の人間への気遣いを忘れない辺り、愛すべき人物である
コトは間違いないんだけどネ。
珍妙といえば、義父は宴会などで酔っぱらった際、音楽が大音量で流れる
と、「いなかっぺ大将」の大ちゃん(風大左ヱ門)みたいなノリで踊り
だすという奇癖があって爆笑を誘っていた。椎間板ヘルニアで慢性的な
腰痛持ちの義父なんだけど、こんな時だけは何故だか分からないけど
流麗な腰の動きをするものだから、この世の七不思議のひとつだと義母は
たびたび口にしていた。
次回に続く…。
※温泉旅館の格安予約サイト『一休.com』
薩摩人ならではの、無類の焼酎好きであった義父。その影響であたくしも
焼酎といえば芋焼酎ばっかり、だけど九州以外の地域に旅行した先で
入った居酒屋に、たまに置いてない場合があるのでそんな時は止む負えず
「郷に入っては郷に従え」で地元のものを飲んでるけどね。焼酎には芋、
麦、米、そばなど原材料は多々あれど、義父の場合芋焼酎一辺倒だった。
あたくしが義父の経営するお店にやってきた20歳そこそこの時代って、
とってものどかな時代でね。飲酒運転に対しての社会的な糾弾が極めて厳
しくなった現代では噴飯ものだけれど、時効だし義父はこの世に居ない
からいうけど飲酒運転なんて常習的にやっていて、後でクルマを運転する
にも拘らず、義父はもうお茶感覚であさイチでお仕事が一段落したと思っ
たら、もうすでに焼酎のお湯割りを飲み始めている。
で、「アンタも一杯どぉ?」って勧められるので「あ、ハイ頂きます。」
な~んてコトいって2人して朝から焼酎パーチーである。あ、あの~、
一応就業マニュアルには、「酒気を帯びて業務についてはならない」と
明記されているんですけろ…。
※累計50万本の大ヒット「北斗の拳」酒蔵はここで【峰松酒造場】
まぁ個人経営のお店だし業務終了後だしそこらへんはエライゆるゆるで
あったし、勧められたあたくしもあたくしで高校生の頃からすでに飲酒の
習慣があったので、まったく違和感がなかったという。
あたくしより1年ほど前から働いていた先輩の社員さんは義父と同い年
なんだけど、スナックでカラオケ大会(古き良き8トラック&歌詞は本で
見る時代だ!この時代カラオケは、オヤジたちのただの自己満と承認欲求
を満たす道具だったね)はやるけれど、下戸でお酒がからっきし飲めない
から、義父とはイマイチ合わなかったのだろう。
手料理を部下に振る舞う
某ミシンメーカーの支店長時代から、自宅に部下を招いて手料理を振る
舞うというサービスを行っていた義父。警察官時代長崎に居た義父は、
長崎市内の幾多の店を食べ歩き、ちゃんぽんや皿うどんをつくらせたら
ピカイチだ。義父曰く、「自分が食べるより人に食べてもらって美味しい
といってもらうのが嬉しい。」とのコト。あたくしも昔から晩酌の肴を
自分で調理してはいたけど、義父とは違い美味しいものはひとりで
こっそり作って食べるのが好きな人である。妻と結婚してそんなコトを
いったら「そーゆーセコいところが、お父さんとアンタの人間の器の違い
を如実に表してるよね。」とかいわれたよ。
ソツ(焼酎)を飲んで意思の疎通を図る
家飲みだけでなく、旅行先なんかで社員のみんなと外に飲みに行くのも
大好きな義父…なんだけど居酒屋なんかで宴会を開始すると、生ビールで
乾杯した以降は焼酎になる。その時に飛び出した迷言が、
「ソツ(焼酎)を飲んで意思の疎通を図る」というものだ。薩摩地方では
方言で焼酎のコトをソツっていう。なのでソツをみんなで飲み交わし
ながら社員と意思の疎通を図るってのが義父のスタイル。ソツと疎通を
掛けてね。その後義父は居酒屋に居るというのに焼きナスとか冷や奴など
お腹に溜まらない、別に家でも食べられるだろ(笑)って料理を注文し、
他のメンバーには飲み食いを促すけど自分はあまり食べてはいない。
居酒屋を出てホテルに戻ってからみんなに気を遣ってゴハンもロクに
食べず疲弊した義父は部屋で「疲れた、ハラが減った!」と1回¥4,000
のマッサージ師を依頼、ルームサービスでおにぎりやその他夜食を注文
するという、まことに珍妙な行動パターンをいつも取っていた。まぁそう
いいながら、周囲の人間への気遣いを忘れない辺り、愛すべき人物である
コトは間違いないんだけどネ。
珍妙といえば、義父は宴会などで酔っぱらった際、音楽が大音量で流れる
と、「いなかっぺ大将」の大ちゃん(風大左ヱ門)みたいなノリで踊り
だすという奇癖があって爆笑を誘っていた。椎間板ヘルニアで慢性的な
腰痛持ちの義父なんだけど、こんな時だけは何故だか分からないけど
流麗な腰の動きをするものだから、この世の七不思議のひとつだと義母は
たびたび口にしていた。
次回に続く…。
※温泉旅館の格安予約サイト『一休.com』