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あの人と、共に居られる時間はそう長くない

またしてもやらかした

後悔先に立たず、過ぎた時間はもう巻き戻せはしない。そんなコトは痛い

ほど分かっている!5年前に妻を亡くしてからこっち、重々分かっている

ハズなのに…。

そう、当時は悲しみに打ちひしがれてなんにもやる気が起きずこのまんま

消えてしまいたいと思っていたあたくし。数日で1年分ぐらいの涙を流し

もはや泣く涙もなくなりそうな感覚を覚え、半年ぐらいは正気を保つの

にも精いっぱいで、2年ぐらいは彼女のコトを思い出すたび涙を流して

いたあたくしも、先月妻の5年目の命日を過ぎたある日のコト、夜寝る前

にその日1日を振り返った時に。「あっ、そういやぁ今日は1日いっちょ

でん、かぁちゃんのこつば考えんやったのぉ。」
と思ったのに気付いた。

だけどもそんなあたくしが、またしてもやらかしてしまったのだ。今から

ちょうど1ヶ月ほど前、2021年9月29日の早朝に叔父(あたくしの

父の兄で4人兄弟の次男、ちなみに長男の叔父は20年ほど前に、今年の

3月に長女の叔母が亡くなり4兄弟も末っ子の父1人になってしまった)

は搬送先の病院で亡くなった。享年87歳。葬儀の会場でお棺の中で、

安らかな表情をたたえている叔父の顔を見た瞬間に大粒の涙が流れた。

コレはもう間違いなく後悔の涙だった。ソレというのも叔父は今の今まで

そんな大病を患ったコトもなく入院したりしたワケではないので訃報を

知った瞬間に、近所のスーパーでお買い物をする際にたまに会う叔母から

よく「アンタもたまには遊びにおいで」といわれていたものの、

「近所だし、いつでも行けるよね。」な~んてコト思っていたあたくしが

激しい後悔の念に襲われたのはいうまでもない。


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以前遠く山口からいらして妻のコト参りに来てくださった妻の大学時代の

友人さんの時もね、帰りに彼女を駅に送りながら「今度仕事で山口に行っ

たら寄ってお礼をいいに行こう。」
って思っていたのに翌年に彼女の

ご主人からのハガキで彼女が他界したとの報せに晩酌でハイボールを満た

したグラスを持つ手が固まった[がく~(落胆した顔)]…。


思い立ったら会いに行くべし!

あの時の駅の改札へ向かう彼女の後姿を見送った、ソレが最後のお別れに

なってしまった。せめてもう一度だけ一目だけでも会っておきたかった[もうやだ~(悲しい顔)]

叔父宅にもね「近所だし、またの機会に行くか…。」な~んて暢気なコト

考えていたのだけど、そもそもソレが大間違いの始まりなのだ。思い立っ

たら会いに行くべし。そうでなければその後に待っているのはあたくしの

ような激しい後悔と落胆だけだ。そんなコトもあって自分の両親に対して

後悔のないよう時間のある限り顔を出すようにしている。

だけども母からは「アンタは自分の心配ばせんの。改めていっとく、

親より先に逝かんごと。」
ってまたもやいわれてしまってね、なので

「そげなこつは絶対なか!」って全力で否定したんだけど内心ケッコー、

凹んだぞ[ふらふら]。心にしっかりと、とどめておかなくてはなるまいて。


あの人と、共に居られる時間はそう長くない

あの人というのはある人には親や配偶者であり、またある人にとっては

近しい人たちあるいは友人たちであるかも知れない、拙ブログにお付き

合い頂いている皆様にとっても大切な人。いつまでも元気でいて欲しい

けれどもあの人とのお別れはいつの日か必ずやってくる。悲しいけれど

避けようのない真実。その別れの時が来て後悔の涙に濡れることに

ならないよう、強く強く願ってやまない。


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