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運命の手が示す、新たな「人生」~その2~

阿呆らしくて、やっとれんぞ…。

あたくし、この職場から消えさせてもらおうか?それにしても

「てめぇら…。決してこのままでは済まさんからな(怒)!」

私は無駄な仕事の為に、無駄な時間を半年分は費やした…。私は

それが周囲の同僚の為に役に立ちたい、ただただ良かれと思って

したコトだったのだが…。それが無駄なコトだと悟った時のこの

虚無感、そして徒労感っていったらどうだ…。まさに一言でいえば

「阿呆らしくて、やってられない…。」



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である。約半年間、私の行った仕事に対して、感謝どころか、

批判の声しか浴びせられなかったとは…。そりゃぁ私だって、

感謝しろなんて大それたコトは期待していないんだけど、

「いつも電話対応&連絡ありがとうね。」

くらいのコトは皆言ってくれてもバチは当たらないハズである。

自信を持っていうが、私の行った仕事によって周囲の多くの同僚が、

顧客からのクレームや叱責を受けずに済んで、心理的ストレスから

皆かなり解放されたはずなのである。そりゃそうである。

事務員不在の時間帯、私の携帯にすべて顧客からのデンワを転送

しているのだから。だが、この事実に端を発した出来事が、

私の心の奥底に、

”いつ爆発するか分からない爆弾”

「恨み」という名のの時限信管のスイッチが入った…。




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※画像sakicchoman.blog.jpより引用

あたくしが先ほど「無駄な仕事」といったのは、私が管理している

店舗以外の(2店ある)のデンワを昨年8月末よりパートの事務員さん

(朝9時~お昼1時半まで居る)不在の時間帯は、すべて私の携帯電話

に転送されるようになっているのだが、転送を受け初めて1ヶ月後、

9月17日、妻の臨終の時が近づき、私は病院と勤務先の事務所への

行き来を繰り返していた。

※関連記事:心の準備 その3 

そんな折、彼女の入院先の病院の

看護師さんから、「”最後の時”がいつか分からないので、皆さん

ご本人さんの傍にいてくれませんか…。」っていうハナシが

あったんだけど、私はその時分2時間ほど離れなくては

ならなかった。そこで仕事の代わりを頼めないかと別のスタッフに

打診するも、スケジュールの調整が利かないと断られた…。なので、

後ろ髪を引かれる思いで約2時間病院を離れた…。

終了後すぐに病室に戻ろうとクルマを走らせた私に、義姉からの

デンワ…。すぐに病室に戻ると、妻は臨終間際。何かを言っているが、

もはや訊きとるコトは出来ないまま彼女は息を引き取った…。

コレはホントに無念の思いだった!そして妻の亡くなった当日、

翌日の通夜、その翌日の葬儀と火葬の時まで、事務員不在の時間には

電話が私の携帯に転送されていた!!妻の死に涙するあたくしに、

「どこまで非情なコトをする!?」


次回に続く…。

※関連記事:運命の手が示す、新たな「人生」

運命の手が示す、新たな「人生」~その3~

運命の手が示す、新たな「人生」~その4~



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