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紺屋の白袴

次男が、5月から履いてる夏服のガッコの制服のズボン、

おしりの辺りが盛大に破れた。経年劣化によるものだろうけど、それに

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しちゃぁあり得ん破れ方だ。っていうか、こんなふうに破れる前に

どうにかせい!

ってカンジだ。



にしたってコレは酷すぎる。思い起こせば妻も学生時代に

老朽化したジーンズを履いていて、ふと座った際に真ん中の縫い目が

ビリビリ~!って破れたっていう憂き目に遭ったってハナシを聞いたコト

があるんだけど、問題はどうやってヘタをすれば「パンツ丸見え~!」

その場面の危機をどうやって乗り切ったのかってのがスゴく気になった。

妻の大好きだった韓流ドラマにもそんなシチュエーションがあったような

気がするけど、見るからにプレイボーイ風のイケメンが「オレのケツに

くっついて脱出しろ!」
みたいなカンジで危機を脱するみたいな

ストーリー展開だったかと思うんだけど、そんなヒーローにはたして

巡り合えたのか?

今となってはどう脱出したのかを確かめる術もない。そんなワケで、

明日は次男の夏服のズボンを調達に行くハメに陥った。だけど、次男、

明日はガッコから帰宅後結婚式場の跡片付けのバイトの初出勤日で、

(あたくしも高校時代経験したけど結構ワリのいいバイトだね)

次男は普段からの「ギリギリ男」の面目躍如で時間のゆとりもない。

でも裾丈直しなんかは入学時と変わってないみたいで、ウエストは

2サイズぐらい増量している。そんな次男の姿を見て、

「横じゃなくて縦に太れ」な~んてコト思った次第である。

あたくしの予定では、現在長男、次男ともに身長185㎝、体重100㎏

の巨漢となっていて、弱冠177㎝のあたくしの両脇に、

ボディーガードのように配置して、街を闊歩したかったのだけどね

(わははは)。残念だが、低身長はどうも妻(148㎝)の血筋みたい

だね。だけど人間性っていう面からみれば、俗物的なあたくしより

「仙人ラベル」の妻に似てくれたほうが良いとは思う。

彼女はね、自分がどんなに困った状況であろうと、困った人を見て

見ぬ振りが出来ない人でね、

「紺屋の白袴(こうやのしろばかま)」

~染物を生業としていながら、自分の着ている袴は染めてもいない

白い袴…。転じて人のコトを気遣ってばかりいるけど自分のコトには

気が回らない…。っていう意味~という諺を地で行く人だった。

あたくしはそんな妻の姿を見て「ちょっと待たんの!まず自分たちの

コトが優先やろ?自分のコト犠牲にして人を助けるやら偽善でしか

なかろうもん。」
って言ったコトに妻が「やらぬ善よりやる偽善」

と反撃し、売り言葉に買い言葉で彼女とは大バトルとなる。

コレについては結局妻の存命中にお互いが納得のいく妥協点が

見いだせなかった。「まずは自分のコトが第一。」というあたくしに

対し、「困っている人を見て見ぬフリなんて出来ない!」という妻。

「崇高なご意見には共感はするけど、そのためにあたくしに犠牲を

払わせるの、やめてくれるかな?そんなに善行を行いたければ君が

自分でやって。」
って言ったところ、妻の言ったコトが宇宙人だ。

「アタシは思いつくだけ。ソレを実践するのはアンタ!」

って…。あ、あのね~[爆弾][爆弾][爆弾][爆弾][爆弾]…。



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