台風一過の夜、義父と飲み明かす
台風18号が接近するかと思われたこの日。
次男と末っ子のガッコから連絡のメールが
、来て臨時休校とのコト。そんなこんなで次男と
末っ子は大喜び。「そげなつで喜んどる場合じゃ
なかとばってん…。直撃コースやったらそんな
呑気なこつ、アンタゆうとられんところばい!!」
と、いったんだけど、
子供たちに通じたのかどうか…。
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そんな時、義父が早めに帰宅してきた私に、
「おい、きーちゃん2くん、久しぶりに一緒に
呑もうか…。」と言って来てくれたので、
「あ~はい、喜んで。」といって、ちょっと早い
時間だったけど、一緒に吞み始めた…。デーブル
いっぱいにお寿司やおつまみなんか広げてね。
義父は焼酎で、私は缶ハイボール&ワインで。
それで私はこの際だから強いて義父に
訊ねようと思った…。「ついこないだ、かぁちゃんが
亡くなって、最初こそ私、その現実に抵抗
していたんですけど、日ごとに悲しみが募って
きます…。10年前お義父さんが、お義母さんを
亡くされたときはどんなカンジで、
過ごしましたか?」私は10年前に、
「最愛の伴侶を亡くした先輩」として、
義父に私は訊いた。
「アンタがお葬式で泣いとる姿見て
後追い自殺でもしやぁせんかと心配したよ…。
(ソレ言い過ぎ!)、家内より、アンタのかぁちゃん
=自分の娘が俺より先に亡くなったコトの方が
堪えたね~。」そりゃそうである。実の娘が
自分より先に旅立ってしまったのだからね…。
「お義父さんは、お義母さんを亡くした悲しみを、
どうやって乗り越えたんですか?」と訊ねる。
そこで義父、「それはオレにも分からんよ!
気付いたら10年経ってたから。運命は
なるようにしかならんから、時間が解決
してくれるのを待つしかないと思っとるよ…。
子供たちにもそういうしかないじゃないか、
と思うね。」
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……。まぁ、確かにそうなんであるんだけど、
理屈で割り切れるものではないことも
また事実である。義父と二人して、
ひとしきり呑んだ後、ベランダで夜空を見上げる…。
♪星が永遠(とわ)を照らしてる/by結城アイラ
先月は「中秋の名月」が曇り空で
まったく拝めなかったけど、今夜は台風18号が、
通過後にこのあたりの雲をすべて引っぺがして
きれいな空気と入れ換えて行ってくれたってカンジで、
星がとっても綺麗に賑やかに輝いていた。
微かに聴こえる虫の音が、まるで星たちの
歌声のように感じられた…。末っ子が、私の寝てる
部屋で妻の写っているアルバムをじっと
眺めていたが、不意に窓から「パパ、何してると?」と
訊くので、こう答えた。
「かあちゃんが天国行った、
お空ば眺めよるとたい(涙)」 。
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