SSブログ

愛する家族との別れ~妻4年目の命日~

天国の君へ

君がそっちに行って丸4年、一緒にいるお義母さんや昨年5月にそっちに

行った仲良しのお友達の〇〇っちゃんとも楽しくやっているだろうか。

きっと積もる話で盛り上がっているんじゃないかって思う。

IMG_20200917_190535.jpg
※毎年恒例となった命日はみんなで妻の好きなKFCの晩ゴハン


ケンタッキーフライドチキン

長男、次男も大人の仲間入りしたし、いろいろあたくしを助けてくれるし

それなりに楽しくやっていると思う。末っ子はコロナ禍の対策で時短に

なったとはいえ運動会の練習に元気で一所懸命に頑張っている。今まで

ずっと君が空から見守ってくれるおかげだと思っているけど、コレからも

よろしくね。「愛しとるばい。」

※関連記事:私と妻の、『愛言葉(あいことば)』


4年目の命日

妻があたくしの元を旅立ってから丸4年が経った。9月17日は妻4年目

の命日だった。6年前直腸に癌が見つかり病院で闘病生活を送る妻に対し

、あたくしは医者でもないので病気に対して何かしてあげられるわけでは

ないけど、ともすれば落ち込んでしまいがちな彼女のメンタルをどうにか

ポジティブな方向に誘導してあげられたらっていうのがすべてだったと

いっても言い過ぎではない。だが言うは易く行うは難しで、元々が不幸癖

、幸せは自分に似つかわしくないと心の奥底で思っているかのような妻、

そして余命宣告を受けた彼女は自分の病気に納得がいかず、ある夜寝る

時間になっていきなりキレだして、お布団に横になっているあたくしの

身体を踏みつけ蹴り倒しながら

「なんで、アタシがこげな病気にならんばいかんと!」

って吐き捨てるように言った。「ぐぬ…アンタ本気で蹴っとるぞ。」

あまりの痛さにあたくしもガチギレしかかったけど自分の経験したこと

のない病気のコト、その気持ちをすべて分かってあげられるはずもなく、

もはやできるコトといえば、

「もっと蹴らんの、ソレで君の気が済むとやったら。」

ボコボコにされたおかげであたくしは体中痣だらけと相成ったけど、

こんな痛み、彼女の苦痛に比べたら蚊が刺したようなものだ。




仕事時間の合間を縫っての病院へ通い、妻の着替えと洗濯物の入れ替え

や当時保育園だった末っ子の送迎と、毎日へとへとになりながらも妻の

奇跡の回復を夢見ていた。しかし2年の間抗がん剤や放射線治療に加え

、数回の手術を行うたびに本来の癌とは関係のない箇所にも問題が出て、

体力的にもかなり身体が弱ってきた彼女は身体の痛みまで訴えてきて

終末期にはペインクリニック(麻酔科)の病棟に移動。

ココに移動したってコトは治療というよりも患者の痛みを緩和して極力

苦痛を伴わず最期を迎えるためといえる。あたくしと妻の2年間の闘病

生活の努力の終着駅が、この現実だったのかと思わず脱力した。

もっと彼女のいうコトを理解してあげられなかったか、もっとしてあげ

られるコトはなかったか、そもそも妻はあたくしと一緒に過ごした18

年の結婚生活の中で、果たして幸せだったと思ってくれていたのか?

と思い悩んで心の折れかかったあたくしに代わって妻の姉、義姉家族が

代わる代わる妻の居る病室に通ってくれ、彼女の臨終の時も子供たちも

一緒にその時を迎えることが出来、仕事終わりに駆け付けたあたくしの

腕の中で妻は息を引き取った。亡くなる数日前に2人だけの病室で妻は

「今まで、ありがとう。」といってくれた。

気が付けば彼女と抱きあっていて涙が止まらなかった。この言葉だけで

あたくしはどれだけ救われたことか計り知れないし、あの言葉がなかっ

たら後悔と自責と絶望の真っ暗な日々を送ることになっていただろう。

当時のあたくしに寄せられた曽根風呂ブロガーの皆様の暖かいコメント

にも心が救われた思いであったが、普段から自分のコトよりも周りの人

のコトを気遣う彼女なりの思いやりであったに違いない。

※関連記事:心の準備
      心の準備 その2
      心の準備 その3
      心の準備 その4
      天国にいった、かあちゃん…

決してあなたは一人ではない

家族が居なくなる悲しみや辛さっていうのは何度経験しても決して

慣れるってものではない。家族って人間だけに限らず一緒に暮らした

お猫様だって、共に笑い、泣き過ごし共有してきた時間が長ければ長い

ほど心の中のアルバムの中の絵の枚数は膨大なものとなっているだろう

から。お猫様の場合は言葉が通じない分ある面では人同士とはまた違う

太い絆で結ばれていて、その別れだって心に突き刺さるほど辛いもので

あるように思われてならない。お猫様のもたらす癒し効果って半端ない

幸せを感じるものだからね。


ペット葬儀について不安なことはなんでもご質問ください【ペット葬儀110番】

愛する家族やお猫様との別れというのは悲しくて辛いものだけれども、

同じ悲しみをもつ多くの人々との協調的な人間関係を構築するという

素晴らしい効果をもたらすように、そして励ましあいながら心の癒しへ

と導くよう取り計らった創造主、神様の偉大さには畏敬の念を感じず

にはいられない。

悲しみに打ちひしがれた日も、きっときっと、いつか振り返ったとき

微笑みを浮かべながら思い返す時が必ずや来ると信じてどうか悲しみを

乗り越えて生きて頂きたい、決して貴方(貴女)は、

一人ではないのですから。

※関連記事:「悲しみ」が教えてくれた、「心の富」

STORY

nice!(45)  コメント(4) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。