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雪のように白く、そして美しい心…。

聖なるクリスマスの時期を前にして、いつも思い出すコトがある。

今日はね、あたくしが昔聞いた、「心が洗われるハナシ」をご紹介

したいのでお付き合いいただきたいけど、いい?



このエピソードはね、あたくしが積極的にハナシをしたかったワケ

ではなく、何かのきっかけで妻に一度だけ紹介し、話して聞かせた

コトのあるエピソードで、妻はいたくそのハナシに感動した様子で

あった。まぁね、普段からチャラいハナシしか話題がない男だって、

彼女は思っていただろうし、まさかあたくしからそんなメンタルな

ハナシを聴くコトになるなんて、夢にさえ思っていなかったであろう

から…。


ソレはあたくしが小学校低学年だった頃のコト、クリスちゃんだった

あたくしは、近所のキリストの教会に毎週日曜日に礼拝に行って


いたんだけど、その時に聴いたハナシである。


ニューヨークのとある街でのコト、黒人の少年ジミーはガッコに行く

たびに、「やぁ~い、黒んぼ黒んぼ~!」って言われてその子は

いつも泣いていた。

そのたびに「ボクは、何でみんなと同じじゃないんだろう…。」と、

自分の肌の色を恨めしく思っていた。そのコトをウチに帰って

お母さんに相談するのだが、生まれつきのものであるっていうコトで、

母親からは、彼の納得のいく答えを得るコトは出来なかった。

まぁ、これが今でいう頃のナチスドイツの「ユダヤ人迫害」とか、

「アパルトヘイト反対」みたいな、モロ差別発言であるとは思うん

だけど、当時の世相では、

「何言ってんの!特定の人種をキラうコトが、自分たちの

アイデンティティと存在価値を守るコトなのである!」
などと言う、

ワケの分からない超絶理論が展開されてあったのであろうからね。

「ボクはどうしてみんなと違って肌が黒いんだろう…?」って、

疑問を抱いたジミーであったが、彼は彼なりに打開策を模索し続けて

いた…。毎日欠かさずお風呂に入って、念入りに身体を洗ったり、

街の新聞売りや、靴磨きをしてお小遣いを貯めて、街でウワサの

「どんな汚れも落ちる石鹸」を買い求めたり、使ってみたら、

何だか少し、落ちたような気がした…。だけどそれでもガッコの級友

たちは、相も変わらず「やぁ~い、黒んぼ黒んぼ~!」って、

からかい続けていた。 まさに四面楚歌のジミーはついに大声で祈った。

「イエスさま、私を洗ってください、雪のように白く、そして美しく!」

と、全身全霊を込めて祈りを捧げた。 そしてその後日のコト。

ガッコの白人のクラスメイトたちはいつもの如くジミーに言い放った。

「やぁ~い、黒んぼ黒んぼ~!」 ジミーは本当に、本当に爽やかで

明るい顔でみんなに言った。「やぁっ!おはよう!!」ってね。

お分かりであろうけど、ジミーは肌の色は何も変わっていない。

主イエス様が彼を洗って下さったのは、彼の「心」であったのである。



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