今夜は「スーパームーン」
今日は、妻が病院から帰って来て3日目。昨夜は深夜目を覚ました際、
自宅二階の窓からちょうど南中した「中秋の名月」を観ることが出来、しばしその
美しさに、じっと見入っていた。
今夜は満月。「スーパームーン」である。それって何?
と、疑問の諸兄に少しご説明しよう。「スーパームーン」とは、
月が地球に最も接近した時の満月や新月のことをいう。
まぁ、新月を肉眼で確認することなど出来ないから、この場合は満月のことと
解釈して差し支えない。
皆さんご存知のように、月は、地球の周りを27日で一周する唯一の衛星。
人々は昔から、月の模様が織りなす幻想的な姿を
「餅をつくうさぎ」や「カニ」、「女性の横顔」、「吠えるライオン」などにたとえ、
眺めてきた。
但しその軌道は真円ではなく、わずかな楕円軌道を描いている。
月と地球の平均距離は、38万4400kmだが、
楕円軌道であるが故に、約35万7000kmから40万6000kmまで変化する
最も遠い地点を「遠点」、逆に最も近いを「近店」という。
近点の満月は、遠点の満月に比べ5万kmも地球に近づき、
大きさで14%、明るさで30%明るい!
美しい月の下で一杯…。な~んてこと期待して物干し台で粘っていたが、
23時現在、月は雲に隠れて、姿を見せてはくれない。
「くそ~。今日は美しい月をどうしても観たい。」しばらくの間物干し台にいる。
30分後、ついに諦めて床に就く。
「今日が駄目なら明日があるさ!」
そんな訳で、今日はお開き。明日に期待して寝ることとしよう。
布団に戻ると、妻は静かに寝息をたてていた。
隣の末っ子はと言うと、時間とともに、身体の向きが変って時計みたい(笑)。
可笑しかったが、妻の、「この子の成長を少しでも長く見守っていたい…。」
と語る横顔が寂しげであった。
彼女が翌日知ることになる驚愕の事実は、次回書くことにしよう。
おやすみなさい。