トヨタ86・4年目のビッグマイナー
トヨタの古き良き時代の、ライトウェイトFRスポーツ、
「AE86カローラレビン/スプリンタートレノ」。
2012年、トヨタ自動車は、富士重工(スバル)との
共同開発によって、現代に甦らせた。車名もそのまんま
「86」(スバル名は「BRZ」)。両メーカーの開発陣の
当初のネラいは、ミニバン全盛で、スポーツカー離れが
顕著な20~30代の若い世代に、
「車を運転する楽しさを味わった貰いたい」…。と、
いうことだった、のだが…。果たしてフタを開けてみれば
発売開始当初は「かつての若者」40~50代のオッサンたち
(あたくしもこの年代)、ってコトはかつて20代で
AE86レビン/トレノに乗って峠走りに明け暮れてた諸氏
である(笑)。「走り命」の彼らは結婚して家庭を持ち、
ライフスタイルの変化から、走りとは縁遠い、
4ドアセダンやミニバンに乗り換えを余儀なくされた。
奥様と子供たちのために黙々と、あるいは
ふてくされながら(笑)家族サービスに徹していた…。
そのお父さんたちが、子供に手が掛からなくなり、
再び走りのクルマを懐かしんでた矢先、登場したのが
まさにこの、86/BRZだったのだね。手ごろな
ボディサイズや豊富なアフターパーツによって、
自分好みの86にカスタマイズできる、っていうのは
まさにかつてのAE86のスピリットを受け継いでいると
いってよい。かくいうあたくしも、86ではないが、
ライトウェイトで峠走りをやってたコトもある。と言っても
あたくしの場合、走りを極めるとかいうコトよりも、
峠で出会った仲間との語らいが楽しいから参加してただけ、
っていうのも多分にある。でも峠を降りたのは、
JZA70(スープラ)に乗り換えてから。
※画像80shero.blogspot.comより引用
大パワーFRならではの豪快なテールスライドは
存分に楽しめたけど、大きくて重いボディは峠には
不向きの噴霧器シュッシュである(笑)。そんなワケで、
走りのステージを高速道路に移し、直線だけを
楽しむようになってしまった。
その後JZA80(ゲドラグ製6速MT仕様)
※画像carcast.jpより引用
でもその延長線であったが、このクルマに乗ってる頃に
妻との結婚のハナシが具体化する。でも、結婚しても、
しばらくは2人だろうから、このクルマでいいんじゃない?
って思ったけど甘かった…。280ps/44kgn-m、
シーケンシャルツインターボ(低速域では1基のターボで
過給、中速以上では2基のターボがフル稼働する
システム。このシステムのルーツはポルシェ959 。)
の、全域トルクの塊のような
エンジン、2JZ-GTEの生み出す胸のすくような加速は、
妻曰く「気持ちいいね~。」といってくれたのだが(喜)、
まぁ、とにかくクラッチが重くて脚がつりそうだと、
悲鳴を上げてしまったのだ…。「コレはイカン…。」やはり、
この車をあたくしの代わりに運転してとはいえんなぁ。と、
AT車への乗り換えを検討しなくてはならなくなっていた…。
次回につづく…。
※関連記事:トヨタ86・4年目のビッグマイナー その2
http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-08-02
トヨタ86・4年目のビッグマイナー その3
http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-08-06
トヨタ86・4年目のビッグマイナー その4
http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-08-07
トヨタ86・4年目のビッグマイナー おまけ
http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-08-07-1