「ななつ星」に続け!JR西日本の豪華寝台特急 その7
ふと、目覚めると車窓の景色が明るくなり始めている…。
日本海の海岸沿いを走る「瑞風」は、場所によっては
海岸の砂浜のすぐそばを線路が通っているポイントも
ある。その一つが浜田市の折居海岸。朝の陽光が
照らし出す美しい海の碧さと白い砂浜の景観が
素晴らしいね。食堂車で軽い朝食をとる。
淹れたてのコーヒーから立ち上る芳香に何とも
窓から見える山陰の景色は海の碧さと山の緑が
(時折トンネルの暗闇)交互に織りなすシンフォニーの
ようである。
※画像photozou.jpより引用
(写真の画像は特別なトワイライト。
トワイライトエクスプレスの客車を利用しDD51のけん引
により山陰の名勝を巡る企画に運用された。)
宍道駅で立ち寄り観光。
菅谷たたら山内、明々庵でお茶の
ふるまいなんてあるけど、お茶の作法なんて知らない
私たち夫婦、というか妻は恐れをなして不参加。
私はと言えば「お茶の作法は分かりませんが
よろしくお願いします…。」っていうしかなく、
他のセレブ客の見よう見まねで切り抜ける(汗)。
千利休の謳った、茶の心を思い浮かべてね …。
松江観光のあとは宍道湖に沈む夕景を楽しむ。
夕食はご当地名物の「宍道湖七珍」を用いたお料理が
供された。
※画像www.pref.shimane.lg.jpより引用
んで、あたくしはこの、宍道湖七珍に合うワインを
セレクトしてねと、ウェイトレスさんにお願いした。
彼女は一瞬迷ったような表情で、
「少々お待ちいただけますか?ソムリエを呼んで
きますからね…。」と笑顔で言った。しばし待つと
ソムリエさん登場。それで件の宍道湖七珍に合う
ワイン云々…と伝え、普段私が魚介類で合わせる
ワインを伝えると、ソムリエ氏、
「では、そのパターンを破ってみましょうか…?」
などと仰る…。ふっふっふ…。な~かなか挑戦的な
ソムリエ氏である(苦笑)。私は「そぉ?分かった。
プロフェッショナルなあなたの意見に従いましょう。」
と、ソムリエ氏のご提案はソービニョンブラン、
カルガネーガ、リースリング(白)と、ピノ・ノワール(赤)
の4種。魚介類に赤を持ってくるか!?「やめんのアンタ!」
と言いたい気持ちをぐっとこらえてタブーに敢て挑戦する
ソムリエ氏に敬意を表し敢て赤に挑戦。銘柄は
ブルゴーニュのジュブレイ・シャンベルダン。
ホストテイスティングでピノ・ノワールならでわの軽くて
繊細な味わいを確認するが、果たしてコレが…魚介に
意外と合うんだね…あははは。もっとライトなカンジで
ところで皆さん、
宍道湖七珍って、すべていえる?
「え~と、スズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ、
シジミ、コイ、え~っとあと一つなんだっけ…。シラウオ。
よしっ!コレで7つ!!」それぞれのアタマを取って、
ス・モ・ウ・ア・シ・コ・シと、覚えると良いね(笑)。
そんなこんなでこの宍道湖の汽水環境
(海水と淡水が混ざった湖水。皆さんご存知のように、
宍道湖は西岸にそそぐ斐伊川はもちろん淡水だけど、
東岸の大橋川を通して中海とつながっている。
中海は美保湾と境港のある境水道で繋がっている。)
このため美保湾、中海の海水が宍道湖に流れ込んで
汽水環境となり、海水魚と淡水魚が共生している。
特にシジミなんかは汽水環境でなくては生息出来ない
のだそうで、もし宍道湖が汽水湖でなくなったら、
「酔っ払いの強~い味方」、シジミ汁が
食べられなくなる(汗)…。
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