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トヨタ86・4年目のビッグマイナー その3

前回の続き…。

「直接目に見える外見を変えずに、中身を

変えて、”FRスポーツの理想”に向けて

再セッティングした…。」


この、ポルシェのようなスピリットを感じさせる、

今回の86のビッグマイナー。自動車専門誌、その他

メディアを中心に、現在はジャーナリストによる

インプレッションなどが展開されているが、

「乗って数百メートルで違いは分かる」

「全体のキャパシティと懐の深さが上がった…。」

「従来モデルと同じタイヤを履いているとは思えない。」

などなど、いずれも高い評価ばかり。そんなこんなで

いやがおうにもインプレッションへの期待感が高まる

雰囲気が伝わってくるよね。

 

それでは、今回の

マイナーチェンジの主な変更点をひとつづつ見て

行こうと思う。前回記事で書いたけど、エクステリア面

では、フロントバンパー・リップスポイラーの形状変更、

2017-Toyota86-34.jpg 

※画像www.carscoops.comより引用

GT-Limitedにはアルミ押し出し材を使用した新形状の

リアスポイラーが標準装備となる。

「86の走りは空力によって支えられている。」と、

ニュルブルクリンク24時間レース参戦から

フィードバックされた知見、データであると、断言するのは

開発を統括するチーフエンジニア多田哲哉氏。

氏の言葉を借りるなら、「進化」=「深化」なのだという。

今回、エンジン出力は207ps/7000rpm、

最大トルクは21.6kgm/6400-6800rpm。

従来より7ps、0.7kgmの向上している。

(ちなみに6ATは従来スペックのまんま)

エンジンパワーとリアサスペンションの横剛性の

向上に伴い、スポーツカーの生命といえる

コントロール性が格段に上がっている。なおコレに

一役買っているのが、新設定された、VSC

(ビークル・スタビリティ・コントロール:クルマが

コーナーでスピンやオーバーステアなどの危険な

挙動に陥ったとき、コーナーアウト側の前後輪に

ブレーキを掛け、挙動を打ち消すシステム)の制御に

「トラックモード」というのがあって、コレは、

テールスライドを積極的に許容する制御となっている。

従来型のVSCでは、ドライバーが意図的な挙動変化を

試みてもスピン時などとまったく同じ塩加減で制御が

介入したりして融通が利かなかったが、この辺はかなり

進化しているといえるよね。但し融通が利くといっても

やはりスポーツカーの場合、自己責任の度合いが

高いので、ドライバーにもちょい、厳しいリスクの要求

を突き付ける。融通が利くといっても、そこは

注意が必要ですよ…。

って、いうところだろうね。

 

次回につづく…。

関連記事:トヨタ86・4年目のビッグマイナー

http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-08-02

トヨタ86・4年目のビッグマイナー その2

http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-08-03

トヨタ86・4年目のビッグマイナー その4

http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-08-07

トヨタ86・4年目のビッグマイナー おまけ

http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-08-07-1



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