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末っ子初のお風呂掃除

今日、妻のストーマ交換の日。

その際に私が入浴するよう促すのだが、

「私ば汚れ風呂に入らせんで(怒)!」と言う。なるほど、

お風呂のお湯は3日ほど変えずにいたから、若干汚れてはいる。

「分かった、洗っておくから後で入らんの。」と言って

お風呂掃除に取り掛かる…ようにしていたが、いきなり我が家の末っ子、

「おれが掃除する。」と言ってお風呂場に入ってきた。

そして私からお掃除グッズを取り上げて、浴槽の周辺を

こすり洗いし出した。お風呂用洗剤をスプレーしながら、

スポンジで以外と?丁寧に浴槽の内側、底の部分をこすっている。

うん、いいぞいいぞ。ついでと言うか、立ち上がって横のタイルまで泡立てて

洗っていた。「そこはせんでよかばい(笑)。」後はシャワーでお湯をかけて

ゆすいで完了。

「ありがとう、おかげで母ちゃんがキレイなお風呂に入らるるばい。」

そんなワケで、キレイになったお風呂で妻は入浴が出来た。

やはり数日入ってないと、消しカスのような垢が体からボロボロと出て来て

本人でさえ呆れるぐらいと言っていた。そこで、

「今度の交換の時は、あたくしが力入れて擦ってやろか?」というと、

「せんでよか!」と断られた(笑)。気を取り直して、交換を終えて、

お昼ご飯にする。

薬の影響による味覚崩壊によって食べる楽しみを

奪われた彼女の怒りの矛先はむろん私に向けられるワケだが、

彼女の気持ちを考えるとこちらが言い返したいことも言えない。

しばらくは抗がん剤を休ませようかと思っているので、

時間の経過とともに薬の効果が薄まれば、味覚も回復してくると

思っている。美味しいものを食べると人間、幸せな気持ちになるものである。

このところ、何かにつけて私に突っかかってくる妻。

元気になってくれるのは良いが、悪い事ばかり考えていたら

良くなるものもならない。病院に対する不信感から最近は

発熱や痛みを訴えても通院したがらない。そんなこんなで

自分一人苦しんでいて、お薬だけに頼っている。でも、時折ふっと、

「姉ちゃんに会いたい…。」と言ったりする。どうせ療養中の身。

毎日がエブリディだから、会いたい人には会っておくべきであろう。

「それやったら、あたくしが義姉さんに頼んどくよ。」と言っておいた。

そんな事を思いながら、義姉の自宅に出向いて行こうかと

思っていたら、たまたま晩ご飯のおかずを調達に行ったスーパーで、

義姉とばったり出くわす。

(実は、あたくしはすごく運がいい人なのである。)早速義姉に事情を話す。

「近々かあちゃんのとこに行ってみようと思ってたから。」という返事だった。

もう私のいう事は全然聞かないので、夫としてメンツが立たないが、

義姉のいう事の方が聞くのでお願いをしておいた。

これで妻も少し気分も晴れることだろう。


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