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去りゆく生命(いのち)、笑顔で送る… その2

今朝、妻からLINEが入っていた。飲料水がなくって、

喉がカラカラ…。すぐ持ってきて!というのである。

何で??一昨日十分な量を確保していたハズ

なのに…。怪訝な思いを胸に、勤務先の事務所に

顔を出し、業務上の連絡のやり取りをし、妻の病院に

行くと事情を話し、大急ぎで病院に向かう。病室に

到着し冷蔵庫を確認すると、一昨日買った飲料水は

そのまま残っている!ほとんど飲んではいなかった。

今日は妻の主治医の先生のハナシを聞くために、

先日義父を見送ったばかりの義姉夫婦にも

ご足労頂いた。主治医の先生のハナシは私たちに

とって、到底受け入れがたい内容であった。

涙に声を詰まらせる義姉。先週末、妻は義姉夫妻の

面会を拒否し、子ども達とも会うコトをしなかった。

大学時代の友人さんお二方にはあって楽しく

STORY

お話をしたのだけれど…。

コレはこれで喜ぶべきコトなんだけど、妻曰く、

我が子に「管をつながれて弱り切った自分の

姿を見せたくはない。」というので、その日

子供たちは連れては行かず、私だけ彼女と

ハナシをした。徐々に弱ってゆく妻が、子供たちと

話せるうちに、話しておいてほしいと思ったから

である。主治医との話のあと、義姉夫婦に頼んで

自宅に戻りウチの長男と末っ子を連れて来てもらう

ようにした。長男にはまだ、先生のハナシを伝えて

いなかったので、病院に到着後私の口から母親の

現状を直接伝えた、ハッキリとね。当然だが、

長男はたぶん、アタマをブン殴られたような

ショックを受けたに違いない…。何かと私や、特に

母親には反抗的な態度を取り続けた長男だが、

突然に目の前に突き付けられた「現実」を、

心の中で処理できずに声を押し殺すように

泣き出した。母親の手を取り、末っ子のコトは

心配ない…。大丈夫だからねと話していた。次男は

というと、台風12号が熱帯低気圧になったため、

電車は不通にならず、フツーに運行されたため

(笑、下らん!)、通常通りガッコに行った。

ノーテンキなコイツには自分の母親が、余談の

ならない状態であるコトを重々しく話した。結果、

次男は号泣。なんでそんなコトを言うのかと、

あたくしに突っかかってくる始末…。

ホントはこの私が一番切りだしたくはない話題…。

しかし事実は事実なんである。ココでハナシを

しておかなければ後々もっと後悔するコトになる。

子供たちから非難の矢面に立たされるあたくし

であるが、義姉夫婦のように、笑顔で故人を

見送れる心境でいたいと思っている。

いや実際当の義姉夫婦も辛かったと

思うのである。それは身近な私たちにつらい思いを

させないようにとの配慮のように思われてならない…。

残された時間を後悔の無いよう、彼女と私たち家族は

どのように過ごしていくのだろうか…。 

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