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心の準備 その3

妻に、「運命の時」が、

刻々と近づいて来ている…。

昨夜義姉家族が泊まってくれて、

代わる代わる妻の様子を

見てくれていた。妻は義姉の

子供たちにとても慕われて

いたからね…。 

私と長男は、夜帰宅

したけれど、すぐに看護師さんから

電話で呼び戻された。今夜はいつも

寝る時の、薬は使用しなかった。

なので、夜通し彼女は目を開けたり

眠ったように目を閉じたりしていた。


 

私はお昼前に、看護師さんから

呼ばれ「最期の時」に、呼んで

おきたい方は皆さん病室にいて

おいてくださいと、伝えられた。

「最期の時」がもはやいつか

分からないから、そばに居て

くださいとね。そうはいっても

あたくしは代わりのいない仕事が

あるので、2時間弱だけど、家族の

みんながいてくれるコトだし、

敢えて出てきた。私は妻がその間、

持ちこたえてくれるって信じて、

急いで仕事を終わらせ、病院に向かう。

私のデンワに義姉からの不在着信。

すぐに折り返しデンワ。義姉の口調が

不穏な雰囲気を感じた私は、急いで

病室に戻る。視界に飛び込んで

来たのは、まさに臨終間際の妻!

義姉が涙でぐしゃぐしゃになり

「かあちゃん、きーちゃん2さん

来てくれたよ!」といって、

私が彼女の手を取った直後、

妻が、何を言ったのかは、

分からぬまま、まるで私の到着を

見届けるかのように、

義母の待つ天に、旅立っていきました…。

2016年9月17日、16時26分。

医師により死亡が確認された…。

享年48歳。 

もう2度と、苦しいコトも、

痛いコトも、辛いコトも感じる

コトの無い世界にね…。子供たちは

みんなが号泣 !、私は強く言った

「かあちゃんは天国に行ったとたい!」

斎場へ運ばれた、妻の遺体…。

今夜は、久しぶりに、ホント

久しぶりに妻の傍で眠りに就こうか

と思っていたんだけど、何故か長男に

先を越されてしまった(苦笑)…。

まぁしかし、いつも母親になにかと

反抗的な態度をとっていた長男だけど、

意外や意外。彼は彼なりに母親を

愛していたワケであったのだね。

よ~し分かった!アンタが

かあちゃんの傍に居ろ…。

だがしかし、母親に対して

そんな気持ちがあるならば、

生前にやっとけよ、生前に(怒)。

と思うのだが…。

 

天国の妻へ、

 

「今まで本当にありがとう。

安らかに眠ってください。」

あなたの至らぬ夫、

きーちゃん2より。


 


関連記事:心の準備

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心の準備 その2

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心の準備 その4

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