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これまでのわたし、これからのわたし~その2~

望むところたい!
誰にどがしこ迷惑かけてん産む!!


と、啖呵を切った妻だった。

前回の続き…。

次男の出産から約8年経過しているけど、このセリフである。

ココに至ってあたくし、女性=母親の、底知れぬ愛情と底力を

思い知った。

「男がどう逆立ちしても、太刀打ちできなくて当然だ。」

って、心底思い知った次第である。で、そういった妻の崇高なる精神

には敬服したワケなんだけど、まぁ~、そこからがあたくしたち夫婦、

いばらの道がスタートしたのであった。



普段、何事にも楽観的なあたくしの甘い予想を木っ端みじん

打ち砕くような出来事が、次々と降りかかってきた。 まずね、

とにかく妊娠の状態が安定せず、入退院を繰り返す。「悪いコトは

考えない、困ったコトは起きない。」
と、念じつつ、あたくし的には

早産が懸念されるものの、うまくお腹の中で十分に育ってからで

あれば、次男(1290gで誕生)みたいなコトにはならんだろう…。

と思いきや!予定は8月末のハズなのに、ついに5月下旬、病院での

処置でも、お薬でも抑えきれないほどの状態になった。

で、最寄りの産婦人科⇒久留米市内の総合病院…それでも対応できず

⇒福岡市近くの病院に救急搬送された。なんとか妻の搬送先の病院に

到着したんだけど、一息つく暇もなくって、現状を説明する担当医の

先生からは脅かされまくりで、まぁ生きた心地がしなかった。



ただ、医師の立場上、患者やその家族には、最悪の状況が起こった

場合を説明する「インフォームドコンセント」であろうかと、

またしても楽観的なあたくしは思ったワケ。安静にしていた妻を

病院に預けてその日は帰宅した。だが、そんなあたくしを運命は

嘲笑うかのように、最悪の状況が起こったのはその翌日のコトで

あった[がく~(落胆した顔)]。病院からのデンワで、「ご主人、スグ来てください。」

予断を許さない状況であると。その日はあたくしもクルマで移動中、

ワイパーも追っつかないような豪雨が!!前方視界がまったく

得られないほどで、思わず路肩に停車してしばらく待っていた

ほどだった。で、一足先にお見舞いに来てくれていた義姉と共に、

妻の病室で先生のハナシを訊いた。「もう、薬で早産を抑えるの

は限界。緊急手術しかない状況である。」
とのコト。

そのためにあたくしの同意を得る必要があり、ご足労頂いたと…。

もう四面楚歌のあたくし、決断が遅れれば母子ともに危険という

コトで、手術に同意するほかはなかった。あたくしが同意の意思を

伝えると、そこからは早かった。


次回につづく…。

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