運動会のお弁当
今日は木曜日。明後日土曜日は末っ子の通う保育園の運動会。
来年からは小学校に上がる彼には、保育園最後の運動会となる。
気のせいか、いつもは登園の際、いつも行きたくないとかグズグズ言うのだが、
運動会の練習のある昨日、今日とも意外とスムーズに登園して行った。
今日の彼のモチベーションとなっているのは、昨夜の妻の言葉。
「運動会で頑張った人はお弁当食べられるよ。」
この母親の一言で、俄然張り切っている。今朝起きて第一声が、
「お弁当食べた~い!」であった。
ちょ~!お弁当は明日ばい!と言って聞かせる。期待に胸膨らませているね。
お弁当と言えば、今月の末っ子君、イベントのためお弁当が要る日が2回ある。
先述の運動会と、月末のバスハイク。
私か妻のどっちかが作ることになるが、
本当は、母親に作ってもらったほうが良いと思う。
当日の妻の体調にもよるが。もしかして私が作らねばならないかも。
元気で作ることができればよいのだが…。
妻は現在退院後2週間弱経過。前回、急性腎後性腎不全で緊急入院し、
2ヶ月の入院期間を経て、退院し自宅で養生中だが、
本来のがん治療のほうは、本人の体力がある程度回復しなければ
今後の治療方針の目途が立たない。
抗がん剤の投薬は、7月の手術前から中断しているため、
この数か月の間に癌細胞が転移していたりしてないかが懸念される。
退院直後はお粥だった食事も通常のご飯に戻っているので、
この調子で体力を回復して行ってもらいたい。
元気が出てきたなら、気持ちも前向きになっていくだろうと期待している。
今のところ、彼女の心配は、末っ子の成長を見届ける事が一番の関心事。
自分にもしものことがあったら、この子はどうなるのか…。
そんな思いが病気に対する治癒力となってくれればと思う。
それにしても…。私の事は心配してないのか?とひとり拗ねている私。
来週の今頃は、病院で主治医の先生を交え話があるそうだ。
この話で、今後の治療の指針を決めていくのだろう。
本人にはまた、過酷な道のりであるが、願わくば
抗がん剤の再開により、残った転移巣を叩いてもらいたいところである。
先生からはどうも、見通しの明るい話が聞けないので、というか
最悪のことしか言わないので、本人も明るい気持ちになれないでいるのだ。
おかげでこっちまで、不機嫌になった妻の罵声を浴びせられたり、
とばっちりを受けて、凹まされている。だが彼女の苦悩を考えたら、
自分のダメージばかりアピールすることも出来ないし、しても始まらない。
彼女の奮闘を陰ながら支えていこうと思っている。