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癌と戦うということ

 遂に、というべきか今日、妻が4か月ぶりの抗がん剤治療を再開した。

午前中に病院に行ったのだが自分で車を運転して行った。

ほんとは私が送迎をしなければと思っていたのだが彼女は、

気丈にも自分一人で行ってしまった。

そんなワケで、病院でどんな話があったのかは聞けないでいた。

お昼にLINEを入れるも、13時以降にしか終わらないとの返事。

それから、私のほうも正月に向けての仕事が詰まっていたので、

彼女がどんな状況かを、考えられずにいたのだった。

夕方になり、私も落ち着きを取り戻し妻に連絡をした。

末っ子を迎えに行って、帰宅したころに連絡が取れ、状況を尋ねてみると、

抗がん剤の入った薬の容器を下げて帰ってきたそう。

私、「具合悪くないかい?」と聞くと、「今んところ大丈夫。」だって。

18時を回り、私も帰宅をした。今日は、ギョーザが用意されていた。

急いで次男はそれを食べて、塾に出て行った。

次男が学習塾に行くので、妻が次男の分だけ一足先に焼いたらしい。

おかずがギョーザだから、炒飯も作ってほしいとリクエストがあったが、

仕事で疲れた私には申し訳ないが、作る気力がなかった。

ギョーザは私が帰宅後残りの家族の分を焼き、食べられるように準備した。

その間に私は買ってきた缶ハイボールや、缶チューハイを適当に開けて

飲んでいた。このブログ記事を書いているちょうどそのとき、

TBS「私の何がイケないの?」乳がんと闘う芸能人SPという番組で

乳がんと戦う芸能人の番組が、流れていた。元女子プロレスラー

北斗晶さん、モデルの園田マイコさん、アナウンサーの小林聖子アナ

乳がんでの闘病生活を送って、または経験をしている。

佐々木健介さんの涙ながらの語り口に、

私も思わずもらい泣きしてしまった。

癌による闘病生活を送っている方は、私が考えているよりもはるかに多く、

決して「対岸の火事」的な病気ではないと言うことが、

妻が癌を患ったことによって、こんなにも身近な病気であるということを

改めて思い知らされた。

そんな折、妻から今日病院の先生から伝えられた、

「今後の治療方針」

であるが、いかにして余命を延ばせるか…。という事であった。

つまりは、命を繋ぐためには、たとえ髪の毛が抜けようが、食欲がなくなろうが

吐き気やめまいがしようが

耐えて行かねばならないという事なのである。

本人にとってはかなりつらい試練ではあるのだが、ここは

彼女の願いである末っ子の成長を見届けるために、

「今、ここで死ぬわけにはいかない!!」

と、強固な意志をもって臨んでもらわなくてはなるまい。

私も、彼女にできる限りのサポートをしていく気持ちである。


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末っ子のランドセル

 今日はお休みなので、少し遠くのショッピングモールに出掛けた。

目的は、先日から目をつけている末っ子のランドセル。

先日、あらかた目ぼしを付けておいているので、後は購入を決めるだけ。

と、書くと何ともスムーズに運んでいるように思われるが

今日ここに来るまでに、妻とかなり口論をしているのだ。

私の主張、「まだ、半年も先の事、何でそんなに先走ってんの?」

妻の主張、 「明日から抗がん剤の投与が始まる。普通でいられるかどうかが

分からない。だから今しか選んでやることはできない。」

私、「別に新品でなくでもよいのでは?長男、次男のランドセル

は未だ健在であるのだから。」

妻、「自分だけ古いランドセルだったら、いじめに遭うかも分からん!」

私、「考えすぎやろ!そんな事は有り得ん!」

HPなどの冊子に執筆されている方のエピソードには、

そんな話などゴマンとあり、ダサいおさがりのランドセルをしょって

小学校に通い、「何で自分だけが…。」と呟きながら、

それをバネにして現在の地位や名誉を築いた。

なんて人は沢山いるではないか!

「そんな阿呆な事でいじめを行うやつは私が制裁してやるぜ!」

などといいつつ、お店に到着。クレジットカードのポイントが結構

貯まっていたので、価格の1/3ほどの出費で済んだようだ。

現品が到着するのは12月頃の予定。末っ子よ、楽しみにしておると良い。

その後、帰りしなに、今晩のご飯のメニューを考えながら、

車を走らせた。昨日はすきやきだったので、2日連続鍋物は如何なものかと

言ったんだが、妻が構わないといったので、スーパーで材料を調達する。

今日はちゃんこ鍋にしようかと…。しかし、以前私が鍋の素を使って味付け

されたものを、提供したのだが、息子たちはその鍋物にポン酢をかけて食べていた!

私は激怒し「味は付いとるからそのまま食べていいと言っただろうが!」と、言った。

本当に作った人の気持ちを考えてないのだな…。と思ったが、

何分中学生のやること…。今回だけは見逃そう。

が、しかし次回からは鍋物の味付けは一切しないで出そうと思う。

どんなに味付けしようが

その味をポン酢かけて消してしまうようなら、バカバカしくて付き合ってられない。

夕食後、私のケツを叩いて末っ子のランドセル買うことの出来た妻に

感想を求めたら、「これで心置きなく抗がん剤治療に専念できる。」

と、言っていたから私自身は不満タラタラなのだが、

出がけに[電話]で祖母ちゃん(私の母)から、

「かあちゃんさんの言う通りしてやりなさい。」と言われていたので

家庭の平和のため、今回はだまっていようと思った…。


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