保育園最後の運動会
早朝5:00。仕事から帰宅すると。妻が忙しくお弁当の準備をしていた。
そう。今日は末っ子の保育園最後の運動会。そこで食べるお弁当である。
私が帰宅した時点で、から揚げ、ハッシュポテト、フライコキールなどが
出来上がっていた。「これだけあれば、他もういらなくないかい?」
と、言うと「卵焼きとおにぎりはパパがして。」というので、ご飯も炊けたし
取り掛かる。卵焼きを3個ほど作り、おにぎり作りに移行する。
鶏五目御飯を4合も炊いたら妻に怒られた。「そんなに要らんやろ!多すぎ。」
と、言っていたが、いざ作り始めると、お重のスペースが埋まった時点で
お茶碗一杯分が残った程度だった。ほんとはのりたまおにぎりや、
ゆかりおにぎりなども入れて、色取りの良い仕上げにしたかったのだが…。
実際は揚げ物が茶色っぽいうえ、鶏飯まで茶色!(笑)
申し訳程度に妻がブロッコリーとプチトマトを飾ってフォローしていた。
実は私はお料理好きというワケではない。お酒はかなり飲むので、
独身時代は好みの酒の肴を自分で調理していた。
結婚してから妻がそれに気づいて、「自分だけで食べんで、人にもふるまうべき!」
などとやったものだから、以後、知人のホームパーティーなどで
「おつまみ作って~。」とか、「このメニューに合うワイン選んで。」など、お声が
掛かるようになってしまった。まぁ、それはそれでお役にたてて嬉しいことなのだが…。
どうにかお弁当は完成した。私が「いつもながら面倒な作業だね。」と、言うと
妻が、「パパと一緒にお弁当作るの、今年が最後かも知れないから…。」
私、「ちょ~!なんば言いよると!」
そんな気の早いことでどする!病状まだどうなるか分からんというのに!
そして運動会会場。プログラムは順調に進み、我が家の末っ子の競技の時、
毎年私が震撼する事象が発生する!
それが、親子競技!
保育園児たちのパパやママは年齢層が
幅広いが、私は50歳(初老!)子供は同い年同志とは言え、親のほうは私の半分の年齢
の、あんちゃん、姉ちゃんのようなパパやママと一緒に走ったりするのだ。
「初めから、勝ち目ないだろがぁ!」
と喚いたりするハメになる。だがフタを開けてみれば、最後の運動会ってことで、
保護者のパパ、ママたちは子供たちの成長に、いたく感激し、
打ち上げの飲み会まで企画が持ち上がっている。皆と心が繋がったようで
嬉しいことだ…。実に楽しみである。
実は先述の若いママたちや、保育士の先生にも私の
タイプの女性が多いからである。まぁ相手様は私など歯牙にも掛けないだろうから、
ドラマのような間違いなどは起こらないだろうから…。