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病人がいる家庭の修羅場 その2

妻がまたしても病院に行かなかった…。

通常月曜日に予約を入れていて、私も勤務先に

その旨伝えているので、月曜日当日に、

「ホラ、今日病院の日やろが、行こい。」と言っても、

起きようとしない。例えて言うなら

”今日こそは、学校に行こう!”と決意してるのに、

朝になると、ど~んと鬱状態になってガッコに行けない、

不登校の子供のような状態!?ってカンジ。実のところ

コレで2~3回目なんである。そんなワケで、

私が病院に出向いて行き、主治医の先生に状況を話し、

延期してもらうコトに…。緩和の先生には、貼るタイプの

お薬がいいみたいと伝えると、引き続き同じものを

出してもらった。ホントはそんなコトよりも、本人が

来院して治療を再開すべきだと思うんだけど、

何分本人のメンタルがそうさせてはくれないのである。

それはそうである、妻にとって現時点での

抗がん剤治療ってのは、「治すための治療」ではなく、

「生きるための治療」。おまけに病院に掛かっても痛いとか

怠いとかの症状が改善されないから、病院に対する

不信感を募らせている。彼女の心中を思えば、

希望が持てないのが当たり前で、周囲に毒のある

言葉をまき散らしている。

「アンタは他人事だからいいよね。」とか

「病院は全然良うなしてくれん…。」

「アンタも同じ目に遭うてみると分かるばい。」って…。

アンタ、あたくしが同じ目に遭ったら、

「ウチはどんこんならん(久留米弁でどうしようもないって

意味)ばい。」まぁ、いちいちカチンとくるようなコトをいうワケ

であるが、あたくしも、マザーテレサガンジーではない、

フツーの人間、たまには「噴火」するコトもあるわけで、

「おい!君が病気になったとは、あたくしのせいなのかい!?」

「アンタ、言いたか放題言いよるばってん、病気したとが、

そげんにエラかとの!?」などと、心ないコトを

言ってしまったりする…。(言った後で、シマッタ!!とか

思ったりするが、アフターカーニバルである。)

今日は心なしか、私への風当たりが強かった。

だけど、皮肉ったり、そんなイヤミなコトをいう体力が

あるってのは良いコトだ…。と自分に言い聞かせようと

努める。しかし、それでも子供たちに怒りの矛先が

向いていないのは不幸中の幸いであった。

妻もさすがに、この「不可侵領域」には踏み込んでは

来ない…。

(一家の主であるあたくしの立場はどうなるのだ?)

とツッコミを入れたくなるのだが、犠牲者が、

あたくしだけだったので、

それも良しとしなくてはなるまいて…。

関連記事:病人がいる家庭の修羅場

http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-05-05


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