なぜ「失敗作」なのか?R33・GT-R おまけ
R34から以降のスカイライン
かの「最高傑作」、R34を最後に車両形式に”R"の付いたスカイラインは、
その歴史にピリオドを打つ。R34の販売期間は1998年5月~2001年6月まで。
3年とちょっとの短いモデルサイクルであった。後継モデルの形式は
スカイラインの名を持つが「V35」。
でもなんで?”V"なのか…。実はこのクルマ、
当初は別のモデルとして企画されていたコンセプトカー「XVL」を、
V35スカイラインとして発売した経緯がある。発売当初は予想通りと言うべきか、
往年のスカイラインファンからは「コレはスカイラインじゃない!」と、
批判の声を浴びることとなる。そりゃそうである。
もとは別のクルマだったんだからね。なるほど、どうりでスカイライン伝統の
丸型テールランプがなくなっているワケである。
(その後のマイナーチェンジで復活する)エンジンは先代の直6に替わり
V型6気筒(3.0Lと2.5L)に変更され、メカニズム的にも現代的なクルマとなっている。
トランスミッションは3.0Lが5AT、2.5Lが4ATでいずれもマニュアルモード付
フルレンジ電子制御ATである。登場から2年目に3.5Lエンジンに
エクスとロイドCVTを組み合わせた350GT-8が設定された。
「8」が示す意味は無段変速のCVTを電気的に8段階に区切りをつけて、
パドルシフトでマニュアル感覚で操作ができる。まぁ基本は無段だから、
設定次第で10速でも20速でも出来るってコトだけどね。セダンに遅れること
1年半語に登場したV35スカイラインクーペは、エンジンは3.5Lのみで、
5ATと6MTが設定されている。
V35スカイラインクーペの流麗なスタイリングは、
今までデザイン的にイマイチ(失礼!)だった、日産車の中では
白眉といえるカッコよさだね。因みに次世代モデルのV36スカイラインクーペは
キープコンセプトでさらにデザインが洗練されている。
このV35,V36のスカイラインクーペ。私は、はじめて日産車で「乗ってみたい」と
思ったクルマである。余談だけど、妻が好んで見ていた韓流ドラマ、
「銭の戦争」で、登場人物の一人でスゴイ美人(キム・ジョンファ)
が赤いV36クーペ(インフィニティG37)に
乗ってたんだけど、その姿がほれぼれするぐらいカッコよかったからね(笑)。
※画像http://www.nissan.co.jp/SKYLINECOUPE/より引用
だけど、ハイブリッド化した現行モデルのV37に関しては、
フロント、リヤともなんだかフーガに近いデザインになっているのが
気に入らない。ハイブリッド化は時代の流れとしても、
日産は、このクルマをさらに高級路線にして、
フーガやシーマのセグメントに
入れるつもりなのかい?
V36がかなりイケてるデザインだっただけに、
ちょっとばかし残念だけどね。
関連記事:なぜ「失敗作」なのか?R33・GT-R
http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-05-03
なぜ「失敗作」なのか?R33・GT-R その2
http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-05-03-1
なぜ「失敗作」なのか?R33・GT-R その3
http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-05-03-2
なぜ「失敗作」なのか?R33・GT-R その4
http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-05-03-3