病人がいる家庭の修羅場
11時前ぐらいだったか、部屋に座っていたら、カタカタと周りが揺れ出した。
思わず背筋に冷や汗をかく …。
体感で震度3ぐらいだと思ったけど、TVの地震速報では震度2だった。
GWも終わりに近づいた。体調がイマイチすぐれない妻のコトもあり
外出するのにも気を遣うが、何か買い物をしたいというので、
それにかこつけて外に連れ出そうか…。と、
思ったのだがなんだかムリそうだ。
身体の痛みを訴えている妻。ヘルニアの気があるという以外、特段痛みの
原因となる事象が分からない。新たに整形外科からの紹介で、
ペインクリニック(麻酔科)の先生にお薬を処方してもらうのだが、そのお薬がまた
効かないのだ。ついには医療用麻薬みたいなお薬まで出てくるありさまで、
こうなるとお薬の効用に加えて副作用の心配も出てきてしまう。
痛みがピークに達したときの妻の言動ときたら、それはもう、
あたくしも思わず挫けそうになる。「アンタにこの痛みが分かるとね!」とか、
言われるならまだしも、カミの毛を引っ掴まれ、「アタシが苦しんでる時に、
酒飲んで酔っ払って何しようと!?」な~んて言っている。
「いやいや君、あたくしの飲酒に関しては、ハナシは別…あ”だ~っ!!」
また引きちぎれんばかりにカミの毛引っ張られる。病人のいる家庭の
修羅場だったら驚くに当たらない…。私よりヒドい目に遭っている方も
いるコトだろうからね。逆DVだなこりゃ…。くそぉ~…。このままでは、
同級生に比べてカミの毛があるあたくしの、アドバンテージが
無くなってしまいそうだ…。こんなコトをされて、コレがフツーに健康な
妻相手だったら、もしくは相手が男だとしたら…。
あたくしもタダでは置かない…。即座に息の根を止めてやる…。
カミの毛引っ掴んで部屋中引きずり回しているトコロである(怒)。
だがしかし、やはり相手は病人、そんなコトするワケにもいかないではないか…。
本人だってそんな病気になるなどとは思っていなかったのだからね…。
あたくしなら同じ立場でも家族にそんなつらく当たったりしないだろうけど、
そんなコトを言ってもはじまらない。それよりも出来るだけ穏便に
コトを納めなければならない。そんなこんなで自分で情けないとはおもいつつ、
リカちゃん人形のおままごとに興ずる女のコの如く、猫なで声で「そぉだね~。」
「ごめんね~。」などと、自分のキャラクターにない役柄を演じていたりする
あたくしであった(涙)。なんか今日は自分が悲劇のヒーローになったような
カンジになってしまったのだけど、ホントに病人を抱える家庭の方たちは、
私に対してこう言いたいハズだ。「愚痴りたいのはお前だけじゃない!」ってね。
GWってコトで、今回だけはご容赦頂きたい。
本日の、我が家の修羅場中継を終わります。
※関連記事:病人がいる家庭の修羅場 その2
http://kiichan2-tabiji.blog.so-net.ne.jp/2016-07-26