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GW一人旅の思い出 おまけ


舞鶴から高速に乗り帰路に就いた私。実のところ

旅はまだ続いている(笑)。何ていうか、遠足にしても

修学旅行にしても、運動会にしても「家に帰るまでが遠足ですよ。」

とか「家に帰るまでが修学旅行ですよ!」とか

「家に帰るまでが運動会ですよ!」な~んて、校長先生が

言っていたではないか…(笑)。だけどホントに家に帰るまで

運動会してる奴なんかいないって…。舞鶴では、高速に乗る前に、

ちょっとしたドラマがあった。国道をちょっと外れた田舎道を、

トコトコ走っていると、カーブの途中のガードレール越しの土手に

ライダーの兄ちゃんの姿が…。よ~く見るとバイクごと

ずり落ちた様子。脇にクルマを止め、何事かと尋ねると、

その兄ちゃん曰く、コーナリング中道路わきの砂利で滑って

転倒したまま、ガードレールをくぐり抜けて田んぼの土手で

止まったのだそう。むろん引っ張り上げようと一人奮闘するも

上げられなかったワケ。そこで、私も一緒に引っ張り上げようと

協力し、途中もう一人通りすがりのライダーさんも加わり、

3人で無事道路上に引き上げるコトができた。しばらく3人で、

これから行くところとかのハナシを少ししてサヨナラした。

一人旅の最中って、あんまり他人と喋るコトって少ないからね。

こんなドラマも一人旅の面白さのひとつである。

舞鶴西ICから高速に入ると、山口・九州方面に向けて走り出す。

山口県に入ったところで夜になった。山口市内にはよく利用する

ビジネスホテルがあり、こちらに宿泊する。

(湯田温泉の高級旅館ではない。ビンボー旅行なので念のため。)

湯田温泉は、600年前に開湯したといわれる由緒ある温泉地で、

キツネが毎夜温泉に浸かってたところを権現山の麓のお寺の

和尚さんが発見したのだそうである。

「汚れっちまった悲しみに、今日も小雪の降りかかる…。」

という詩でよく知られている、中原中也の出身地としても有名。

そういえば、こないだTVでやっていたけど湯田温泉の老舗旅館

「西の雅常盤」の女将さんは超絶エンターテイメントなショーを

やる方で、女将さん曰く「暗い世の中、今までの芸を

真面目にやっていてはダメ。暗い世の中だからこそ、

徹底的に明るく、面白くしなければ!」…その意気やよし!

70過ぎた年齢にも負けず、レオタードに網タイツ姿で

舞台に立つというのだから、若女将が固まってしまうほどの

すごさである。宿泊客でなくても観るコトができるというから、

観に行けば何かしら仕事に活かす何かが学べるかも

知れないね。湯田温泉に泊まるコトにして、晩ご飯は

居酒屋チェーンの「養老の瀧」に赴く。ココは昔っから

よく利用していたトコロで、お店のママさんがとても気さくな

キャラクター。(現在その店は閉めていて、近くに

「お花茶屋」という店を営業している)おかげで何度も

利用してしまっていた。結婚してから、一度だけ妻を

連れて行ったコトがあるんだけど、いきなり妻とも

打ち解けてしまっていた(笑)。ホントにお客を大事にする、

感心した私は「ママはホントにお客を大事にするよネ。」

と言ったら「そんな当たり前やん。」…接客業の何たるかを、

彼女から学んだような気がした。気を良くした私は、

そこでしたたか呑んで、い~い気分でホテルに戻る。

さて、GWも今日で終わり、明日からは通常業務だ!

なんて思いつつ、翌朝は業務に戻った。

 

~おわり~


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