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次男のお弁当、一年ぶりに作る!

現在高校2年生の次男、お昼ゴハンにはお弁当が必要。

無論ガッコには学生食堂があるから、おカネさえ持ってくればOKな

ワケね。そうはいっても毎日毎日学食ばかりでは飽きてしまうし、

不経済である。そんなこんなで昨年、闘病生活を送る妻が、亡くなる

少し前から仕事と病院通いの為に、まったく心にゆとりのないあたくしを

気遣って、義姉が次男のお弁当を作ってくれるコトになった。義姉宅も、

長女、次女とお弁当を作らなくてならないので、ついでにもう一個作って

もらうってカンジで、次男のお弁当もお願いしていたワケ。それはそれで

とっても有難かった。あたくしも妻との残り僅かな時間をおかげさまで

過ごすコトが出来たのだからね。で、今の今までそんな流れで1年近く

義姉宅にお弁当を作ってもらっていた次男。あたくしが不義理にもそれに

ついて、お礼の一言も言わなかったから、そのコトが気に入らなかった

らしい…。

まぁせこいコトを言うようだがあたくし、義姉宅に娘たちのお弁当、

作ってあげたコトがあるんだけどなぁ…。とはいうモノの、ココで

従兄弟関係を険悪にするワケにもいかないので、あたくしがお土産

持参で謝りに…。


そう、大抵のコトは謝れば済むコトがほとんど。義姉は、娘たちに作る


お弁当と、同じボリュームでは、次男はとっても足りないだろうと


いうコトを、よく分かっていた。そして、あたくしが作るお弁当が、


ゴハンを「ド~ン!」肉が「ド~ン!!」っていう内容だってコトもね。

で、あたくしの作るような「ドカ弁」など、ウチでは作れないって

言っていた。無論頼めば今まで通り作ってはくれると言っていた。

だけど次男は遠慮してるのか、「じゃぁ、お願いします。」という

ハナシにはならなかった…。そんなワケで、次男には、叔母に

「どぉしても作ってもらいたいなら、アンタが依頼しに行かんの!」

って言ったんだけど、言い出せなかったらしい。いやね、お弁当の

美味しさ自体は絶対に義姉宅の方が上だと思うんだけど、

何分ボリュームが次男にとって物足りなかったんだろうね、あたくし

ホントに一年ぶりぐらいに…ホント久しぶりに次男にお弁当を作ったの

だけど、あたくしのお弁当は、基本

「自分が食べたいモノ、をドッカ~ンと入れる!」

がコンセプト。次男は今朝あたくしの作ったお弁当で、お腹いっぱい

食べれたと言っていた。そこで、もう一度彼に質問。

「叔母に改めてお弁当作ってもらいたい。」って、依頼するの?

って訊くとかなり悩んでいた様子。ガッコから帰ってきた次男に

今一度訊いてみた。「叔母宅に頼みに行くよ。」って言ってくれるか、

と思いきや、「パパのデカいお弁当がいい…。」だって。

「え”ぇ~っ!!」

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