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フコイダン、試してみる? その4

 その日は遂にやってきた…。

気の進まない妻を義父が説き伏せて、フコイダンの飲用を

開始することとなった。ここに至るまでの経緯としては、

昨年の10月末に、原発巣である直腸がんの手術後一か月の

入院を経て、退院する。

この頃、義父からフコイダンの飲用を勧められるが、その点は

主治医の先生からは良い返事は聞かない、要は病院の出す薬の

効果等が判り辛くなることを嫌っての事であるかと思われる。

妻は妻で、ただでさえ毎日何種類もの薬を服用しながら、あの

「激マズ」の

フコイダンまで飲もうなどとは到底考えられなかったのだろう。

原発巣やリンパなどの眼に見える癌は取り除いたものの、

肝臓への転移が認められたため

抗がん剤の投与により肝臓転移巣を小さくしていき

再度手術により切除する治療計画となった。

7月初め

肝臓転移巣の手術が難航を極めながらも(8時間!)終了。

手術前の先生の説明で、妻のことを

「肥えちゃるけんで、時間の掛かるかん、わからんですね。」

などと言っていた。

「…そげな要らんこつば、言わんでよかったい、せからしか!」

思わず口に出しそうだった。

術後、入院中も義父は妻にフコイダンの飲用を勧めるが

彼女、ここでも頑なに拒否。

「だいいち病院内にそげんとば持ち込まれんし。」

そして、3週間ほどして退院。

やっと家に戻れてほっとしたのもつかの間、

退院後、しばらくすると

足が激しくむくんだり、トイレでおしっこが出なくなったりで、

具合が悪くなり、外来で診察に掛かってそのまま入院。

急激に肥大した卵巣と子宮が腎臓から尿を膀胱に運ぶ

尿管を圧迫し尿が出なくなる、「急性腎後性腎不全」

なる症状に見舞われた。

ここでまた、手術+入院で2ヶ月病院で過ごすこととなった。

この入院によって、妻は身体的にも精神的にも

多大なダメージを受けてしまった。それはそうである。

1か月以上点滴のみでご飯が食べられなかったのだから。

たびたび病院に呼び出され

その期間の私は、仕事に行くか病院に居るかどっちか…。

と言う生活をしていた。

私が病院に行けないときは義父が代わって行ってくれたりもした。

そこでまたまた、義父がフコイダンの話題を持ち出す。

冗談のような話であるが、義父は大まじめに語っている。

9月末にようやく退院。現在自宅に戻って1ヶ月少々経過し

本人も落ち着いてきたがやはりいまいち元気が出ない。

そこで義父、今度はフコイダン販売代理店の社長さんまで呼び、

自分自身でも妻に飲用をするように滔々と語っていたが、

妻もようやく義父の熱意が通じたようで、飲用を承諾した。

昨年11月から、ほぼ1年の、父と娘の小競り合いが

ようやく終結した…。

飲用に当たっては、一日180mlを空腹時に飲用する。

毎食前60mlづつ飲むのだが、やはり相当飲みづらいため、

(臭いが結構強いので)

鼻をつまんでみたり、栄養ドリンクを一緒に飲むなど

慣れるまでがとにかく大変そうだ。

効果が現れて、元気になってくれれば良いのだが…。


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